男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は11日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク88位の
A・マレー(イギリス)が予選から出場した世界ランク106位の
ダニエル太郎を1-6,6-2,6-4の逆転フルセットで破り、初戦突破を果たした。試合後には「太郎はとても良いプレーをしていた」と語った。
>>マレー、ナダルらBNPパリバOP組み合わせ<<>>大坂 なおみ2回戦 1ポイント速報<<今季だけで3度目の顔合わせとなった両者。1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)2回戦ではダニエルが、2月のカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)1回戦ではマレーが勝利した。
この日は序盤からストロークの打ち合いとなるが、マレーはダニエルに押し込まれ5ゲームを連取され第1セットを落とす。それでも徐々に主導権の握ると第2セットではファーストサービスが入ったときに89パーセントの高い確率でポイントを獲得。1度ブレークを許したものの、セットカウント1-1に追いついた。
その勢いを維持したいマレーだったが、ファイナルセットでは第1ゲームでブレークされるも、その後2度のブレークに成功。1時間58分の接戦を制した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはマレーのコメントが掲載されている。
「僕はもう歳だから、午前中からの試合は少し時間がかかるんだよね(笑)。でも、今日太郎はとても良いプレーをしていた。彼は今年素晴らしいスタートをしたと思う。セットが進むごとになんとか改善し始めて、最後にギリギリ仕留めることができた」
勝利したマレーは2回戦で第31シードの
A・ブブリク(カザフスタン)と対戦する。今大会、シード勢は1回戦免除のためブブリクはこの試合が初戦となる。
マレーはブブリクとの対戦について「彼はとても異端児的な選手だよ。信じられないほどの才能と素晴らしいハンド・スキルを持っていて、最近のツアーの多くの選手とは違ったプレーをするんだ」と警戒した。
一方、敗れたダニエルは2年連続3度目の初戦突破とはならなかった。
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