男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は10日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク36位の
F・フォニーニ(イタリア)が同69位の
P・アンドゥハル(スペイン)を3-6,6-3,6-3の逆転フルセットで破って初戦突破を果たすとともに、イタリア男子選手で史上最多となるマッチ392勝目をあげた。
>>ダニエル 太郎、ナダルらBNPパリバOP組み合わせ<<>>ダニエル 太郎vsマレー 1ポイント速報<<34歳のフォニーニはこの試合、2度のブレークを許し第1セットを落としたものの、第2セット以降はファーストサービスが入ったときに80パーセントの高い確率でポイントを獲得。アンドゥハルに1度もブレークを与えることなく2時間6分で逆転勝ちをおさめた。
今回の白星でフォニーニはマッチ392勝を達成。これは元世界ランク4位で1970年代に活躍したA・パナッタ(イタリア)氏の持つ391勝を抜き、イタリア人男子で単独最多となった。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはフォニーニのコメントが掲載されている。
「確かにうれしいよ。試合の前は知らなかったんだ。ただの統計なのかもしれあにけど、もちろんうれしいよ。今、君ら(記者たち)は僕を大物と比較しているんだ。アドリアーノ(パナッタ)は僕が若いころのアイドル。だから本当にハッピーだよ。これで終わりではない。これからも戦い続けるし、この先に何が起こるか見てみよう」
「1日1日、1試合1試合、1年1年やっていく。自分のキャリアを振り返ってみると、何か素晴らしいことをやったと思うんだ。この2カ月間、特にオーストラリアの後は家族なしでツアーをまわるのは難しかったけど、いまはもう少し自分のテニスを楽しむようになれた。この仕事は永遠には続かないから、最後の数年間を楽しもうと思っている。今のところ確実に幸せだよ」
<イタリア人男子のツアーマッチ勝利数トップ5>
1位:F・フォニーニ 392勝
2位:A・パナッタ 391勝
3位:
A・セッピ(イタリア) 386勝
4位:C・バラズッティ(イタリア) 317勝
5位:R・フルラン(イタリア) 223勝
フォニーニは2回戦で第18シードの
N・バシラシヴィリ(ジョージア)と対戦する。今大会はシード勢が1回戦免除のため2回戦からの登場で、バシラシヴィリは昨年10月に行われた同大会で準優勝を果たしている。
同日には世界ランク43位の
J・ブルックスビー(アメリカ)や同45位の
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、同56位の
L・ムセッティ(イタリア)らが2回戦へ駒を進めた。
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