テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は23日、男子シングルス4回戦が行われ、第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)は第14シードの
D・シャポバロフ(カナダ)に3-6,6-7 (5-7),3-6のストレートで敗れ、3年連続3度目のベスト8進出とはならなかった。試合後には「すべてがダメだった」と語った。
>>全豪OP 男女シングルス組み合わせ<<四大大会初制覇を目指す世界ランク3位のズベレフ。今大会は3回戦まですべてストレート勝ちで勝ち進んできた。しかし、第1セットではシャポバロフの強打に押されるとブレークを奪うことができずに先行される。
第2セットでも第1ゲームで先にブレークされたズベレフはラケットを数度叩きつけ破壊。その後2度のブレークに成功しリードするも、第9ゲームでブレークバックを許しタイブレークへ。ここでは1度もリードすることができないまま逃げ切られセットカウント0-2と崖っぷちに追い込まれた。
第3セットでもシャポバロフに攻め込まれたズベレフは第2ゲームでブレークされると、最後まで挽回できずに2時間21分で力尽きた。
試合後の会見では「すべてがダメだった」とコメント。
「正直なところ、今日の試合でポジティブなところはあまりない。去年のウィンブルドンくらいから最悪の試合の1つかもしれない。ただ単に、タフだったってことさ。僕はデニス(シャポバロフ)を信頼している。彼が準々決勝に進んだことは素晴らしいこと。それに値すると思う。彼はハードワークして試合を改善してきた。でも、今は僕自身のプレーに目を向けなくてはいけないね」
「正直に言うと、今大会もそれほど素晴らしいプレーができているとは思っていなかった。デイセッションとナイトセッションとでは全然違うけど、それは言い訳になる。優勝したり、世界1位になりたいと思ってここに来た。でも、今日のようなプレーをしたらその資格はない」
「もっと良くならないといけないし、もっとうまくならないといけない。それは他の誰かのせいにしたり、コーチやチームのせいにしたりはできない。純粋に自分のせいなんだ。簡単さ。結局のところ、世界3位として、自分がやったことやらなかったことに責任を持たなければならないんだ。今日は、デニスのような選手に勝つには不十分だった。それだけだ」
全豪オープン初の8強入りとなった22歳のシャポバロフは、準々決勝で第6シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する。ナダルは4回戦で世界ランク69位の
A・マナリノ(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。
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