テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は4日、男子シングルス3回戦が行われ、世界ランク49位の
錦織圭が第2セットの第1ゲーム途中で同150位の
H ・ラクソネン(スイス)の途中棄権により、2019年以来2年ぶり7度目のベスト16進出を果たした。試合後の会見では「運がよかったとしか言えないです」と語った。
>>錦織ら全仏OP対戦表<<>>錦織vsズベレフ 1ポイント速報<<初の対戦となったこの試合、序盤の第4ゲームで足の付け根部分を負傷したラクソネンはメディカルタイムアウトを要求する。
その後、錦織は2度のブレークに成功するも、雨による悪天候の影響で試合は約40分の中断。再開後の第12ゲームではサービスゲームのキープして第1セットを先取する。
第2セットの第1ゲーム途中ではラクソネンの途中棄権により、錦織の4回戦進出が決まった。
1・2回戦で死闘を強いられていた錦織は「僕にとってマイナスは1つもないです。休みが必要だったので、彼(ラクソネン)がけがをしてなかったら、自分がもしかするとけがをしていたかもしれない」とコメントした。
「たしかに彼は序盤いいプレーしていたし、自分のなかではびっくりした部分があった。あそこまでフォアがいいとは思わなかったです。多分先週の予選から戦ってきてて自信つけてるんだろうなというのは感じてたので、ランキング以上のものは確実に持っていて脅威はありました」
4回戦で錦織は、第6シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは3回戦で世界ランク55位の
L・ジェレ(セルビア)をストレートで下しての勝ち上がり。
両者は6度目の対戦で、錦織の1勝4敗。直近は今年5月のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)3回戦で、その時はズベレフに逆転で敗れている。
一方、無念の途中棄権となったラクソネンは今大会の予選を勝ち上がり、第11シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)らを破っていたが、四大大会初のベスト16進出とはならなかった。
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