帰ってきたディミトロフ 完全復活

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ディミトロフ
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テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は日本時間5日(現地4日)、男子シングルス3回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク146位のG・ディミトロフ(ブルガリア)が同51位のM・ベレッティーニ(イタリア)を6-3, 6-4, 3-6, 5-7, 6-3のフルセットの死闘の末に破り、4年連続6度目のベスト16進出を果たした。

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35歳で元世界ランク3位のディミトロフが同大会に出場するのは6年連続16度目。最高成績は2014年のベスト4となっている。

ディミトロフは昨年の同大会4回戦で王者J・シナー(イタリア)相手に2セットアップとし追い詰めたが、第3セット途中で胸筋を負傷し6-3, 7-5, 2-2の時点で無念の途中棄権を余儀なくされた。シナーはその後、同大会で優勝を果たしている。

この怪我でツアーを離脱したディミトロフは復帰後も思うように結果を残せず、今季は芝コートシーズン前まででマッチ2勝11敗と大苦戦。世界ランキングもトップ100外となった。

それでも芝コートシーズンに入りマッチ4勝2敗と調子を上向け迎えた今大会は、1回戦で予選勝者で世界ランク127位のD・スウィーニー(オーストラリア)、2回戦で第15シードのJ・メンシク(チェコ)を下し3回戦に駒を進めた。

30歳で2021年の同大会準優勝者でもあるベレッティーニとの顔合わせとなった3回戦、ディミトロフは相手に1度もブレークを与えず最初の2セットを連取する。

しかし、第3セットでこの試合初のブレークを許し1セットを返されたディミトロフは、第4セットでも2度のブレークを奪われ2セットオールに追いつかれる。

それでもファイナルセット、ディミトロフはファーストサービス時に82パーセントの確率でポイントを獲得し相手に1度ものブレークポイントを与えず、リターンゲームでは第4ゲームでブレークに成功し、3時間32分の死闘を制した。

悪夢から1年、苦難を乗り越え再び4回戦の舞台に帰ってきたディミトロフは試合後のオンコートインタビューで「昨年のあの棄権を思うと、その後どうなるか全くわからなかった。でも、こうして戻ってきて、再びすべてを塗り替えることができている」「ただ、挑戦している。勝ち負け以上に目の前のあらゆる障害を乗り越えていくこと、それが重要だ」と語った。

勝利したディミトロフは4回戦でワイルドカードで出場している世界ランク114位のA・フェリー(イギリス)と対戦する。フェリーは3回戦で同37位のZ・ベルグス(ベルギー)を下しての勝ち上がり。

完全復活を遂げたディミトロフが悲劇を克服し、昨年の4回戦を超えベスト8に進出する舞台は整った。


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(2026年7月5日14時42分)
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