男子テニスの最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は日本時間17日(現地16日)、シングルス決勝が行われ、第2シードのJ・シナー(イタリア)が第1シードのC・アルカラス(スペイン)を7-6 (7-4), 7-5のストレートで下し全勝優勝を果たすとともに、大会連覇を成し遂げた。
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同大会は今季の獲得ポイント上位8選手のみが出場できるシーズン最後の大会。4選手ずつ2グループに分かれ予選ラウンドロビン形式で争い、各グループ上位2名が準決勝に進出する。
24歳で世界ランク2位のシナーが同大会に出場するのは3年連続4度目。昨年大会では全勝優勝を成し遂げている。
2連覇を狙った今大会は予選ラウンドロビンの第1戦で第8シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)、第2戦で第3シードのA・ズベレフ(ドイツ)、第3戦で第5シードのB・シェルトン(アメリカ)を下し、3戦全勝で4強入り。そして、準決勝では第7シードのA・デ ミノー(オーストラリア)を下し決勝に駒を進めた。
一方、22歳で世界ランク1位のアルカラスは同じく全勝での4強入りを決めると、準決勝ではオジェ アリアシムに快勝して初の決勝進出を果たした。
両者はこれまでに15度の対戦があり、アルカラスから10勝5敗となっていた。
頂上決戦となった決勝の第1セット、互いにキープを重ね迎えた終盤の第11ゲームでシナーは、相手のセットポイントとなるブレークポイントを握られるが、これを凌ぎタイブレークに突入。これを制したシナーが先行する。
続く第2セットでシナーは2本のダブルフォルトが絡み第1ゲームでいきなりブレークを許したが、冷静さを保ち第6ゲームでブレークバックに成功する。母国の歓声に後押しされたシナーはその後、迎えたマッチポイントでは激しいラリー戦を制して2時間15分で勝利を収めた。
この結果、シナーは再び全勝優勝での大会連覇を達成。大会史上最高額となる507万1000ドル(約7億8,093万円)を獲得した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにシナーのコメントを掲載している。
「今日の試合はタフだった。カルロス(アルカラス)と対戦する時は、自分のベストが必要。今日はサーブが良い時もあったが、彼はツアーでも最高のリターナーの1人。もちろんジョコビッチもいるけれど。とにかく、この勝利でシーズンを締めくくれることがとても嬉しい。本当に素晴らしいことだ」
「僕らは個人競技の選手だけど、チームなしでは不可能。ここ数ヶ月の激しい日々のあと、年末にこのトロフィーを皆で祝えるなんて最高だよ。本当に僅差の試合だった。第1セットではセットポイントを凌いだし、この状況をうまく処理できたことをとても誇りに思う。本当に特別な意味があるよ」
一方、敗れたアルカラスは大会初制覇とはならなかった。
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