男子テニスのムバダラ・シティ・オープン(アメリカ/ワシントン、ハード、ATP500)は日本時間28日(現地27日)、シングルス決勝が行われ、第7シードのA・デ ミノー(オーストラリア)が第12シードのA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を5-7, 6-1, 7-6 (7-3)の激闘の末に逆転で破り7年ぶり2度目の優勝を果たすとともに、ツアー大会では10度目のタイトルを獲得した。
>>【動画】デ ミノー、大逆転勝ちでツアー10度目V!勝利の瞬間!<<
>>大坂 なおみvsアルセノー 1ポイント速報<<
>>西岡 良仁、綿貫 陽介ら ナショナル・バンクOP組合せ<<
26歳で世界ランク13位のデ ミノーが同大会に出場するのは3年ぶり5度目。2018年には準優勝を飾っている。
今大会は初戦の2回戦で世界ランク75位のブ・ユンチャオケテ(中国)、3回戦で第11シードのJ・レヘチカ(チェコ)、準々決勝で第14シードのB・ナカシマ(アメリカ)、そして準決勝では同59位のC・ムーテ(フランス)を下し決勝へ駒を進めた。
26歳で世界ランク26位のダビドビッチ フォキナとの顔合わせとなった決勝の第1セット、デ ミノーは1度ブレークに成功するも、21本のアンフォーストエラーを犯し自身は2度のブレークを許して先行される。
それでも第2セットでデ ミノーはファーストサービス時に90パーセントの確率でポイントを獲得。リターンゲームでは2度のブレークを果たしてこのセットを取り返す。
そしてファイナルセット、両者1度ずつブレークを奪い合う展開で迎えた第10ゲーム、デ ミノーは3度のマッチポイントを凌ぎキープに成功すると、その後のタイブレークを制して3時間3分で勝利。自身10度目のツアータイトルを獲得した。
2018年大会の準決勝のA・ルブレフ戦で4度のマッチポイントを凌いで勝利したデ ミノー。今回は3度のマッチポイントをセーブしてタイトルを掴み、表彰式ではその喜びを語った。
「このコートには何かあるんだ。2018年にルブレフと対戦した時もそうだったし、正直、自分ならできると思ってた。自分を信じて、何があっても攻めることに決めてた。もし負けるなら、自分のやり方で負けようと。今日はそれがうまくいった。これまでにいくつか厳しい試合で勝てなかったことがあるから、今回は勝てて嬉しいよ」
また、デ ミノーは対戦したダビドビッチ フォキナについて、「今日は君のほうがふさわしかった。僕は運が良かっただけ。君は本当に強く素晴らしい選手だ。ツアーの誰も君と対戦したがらない。これは終わりじゃない。これからもっと上がっていくはずだ」と称賛した。
さらに、デ ミノーは最近の自身のメンタル面についても言及した。
「今の自分の状態や、コートの内外での物事の捉え方に満足している。今日がうまくいかなくても、今週はとてもポジティブな1週間だったと思っていたよ。だからどんな結果でも自分の努力を誇りに思っていたけど、10度目のタイトルを手にできて本当に嬉しい」
一方、敗れたダビドビッチ フォキナはツアー初制覇とはならなかった。
【PR】東レPPO 2025 チケット販売中!!
・シナーとアルカラス 2強時代突入へ
・女王 母国メディアを非難
・アルカラス 一番乗りで最終戦出場決定
・テニス体験レッスン受付中
・無料ドロー作成ツール
・世界ランキング