世界的に人気が急上昇している「ピックルボール」だが、同競技の畠山成冴(はたけやま・なさ)と佐脇京(さわき・けい)が、働き方を変えるDXサービスを提供するSansan株式会社とスポンサー契約を結び、7月25日に記者会見が行われた。
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ピックルボールは米国発祥のラケットスポーツで、コートの大きさは縦13.4メートル、横6.1メートル(バドミントンのダブルスコートと同じサイズ)。板状のパドルラケットと穴が空いたプラスチック製ボールを使用し、ワンバウンドかノーバウンドで返球する。ボールに穴が空いていることでスピードが抑えられ、老若男女が楽しめるレクリエーション的要素も人気を高めている一つだ。
同社がスポーツ選手個人のスポンサーとなるのは初めてで、会見に出席した寺田親弘社長は、「2023年の米国出張でピックルボールに出会い、将来性を感じました。その後、大会開催やイベント等でバックアップしてきましたが、さらに選手を後押しするとともに、競技の認知向上に努めていきたいです。世界を変える挑戦を共に、がキャッチフレーズです」と、今回の契約に関する背景を説明。
北海道出身で28歳の畠山は、テニスの全国大会で4回の優勝経験があるが、大学卒業後に退き一般企業に就職。一方で社会人1年目に始めたパデル(テニスとスカッシュの要素を持ったラケットスポーツ)で日本代表に選出され、2021、2023年に全国優勝を果たしている。
畠山「ピックルボールとの出会いは2024年秋で、大きな可能性を感じました。そのため6年少し務めた会社を辞めて、日本をリードする選手を目指すとともに普及活動を行っていきます。もし2032年ブリスベンオリンピックで種目になるようであれば、そこに出場したいです」
東京都出身で14歳の佐脇は、5歳でテニスを始め全国小学生大会で準優勝。中学生の現在はプロが参加する大会にも出場しているが、2024年秋の大会会場で行われていたイベントでピックルボールに出会った。
佐脇「戦略性とテンポに魅了されました。心技体に例えるとテニスは心と体が重要な要素ですが、ピックルボールは技、加えて頭(脳)が必要で、それぞれ楽しいと思っています。先進国の選手に学び、そのうえで日本独特の価値観を作り、魅力的な選手になりたいです。先週もベトナムで行われた大会に参加していたのですが、熱いサポートがあり開かれたスポーツだと思っています。私も将来的にはオリンピックに出場したいです」
畠山はパデルとピックルボール、佐脇はテニスとピックルボールという、それぞれ二刀流となる。忙しい日々になりそうだが、同社とともにピックルボールの発展に尽力していく構えだ。
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