女子テニスのムバダラ・シティ・オープン(アメリカ/ワシントン、ハード、WTA500)は日本時間26日(現地25日)、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク46位のE・ラドゥカヌ(イギリス)が同90位のM・サッカリ(ギリシャ)を6-4, 7-5のストレートで下し初のベスト4進出を果たした。この日は大会期間中で最も厳しい猛暑で、体感温度は38度に達した。試合後、ラドゥカヌは「これまでで最も過酷な試合の1つだった」と語った。
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22歳のラドゥカヌが同大会に出場するのは2年連続3度目。過去2度の出場ではいずれも8強入りしている。
今大会は1回戦で第7シードのM・コスチュク(ウクライナ)、2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク51位の大坂なおみを下しベスト8進出を果たした。
この日、30歳の誕生日を迎えたサッカリとの顔合わせとなった準々決勝の第1セット、第2ゲームで2本のダブルフォルトを犯しブレークを許したラドゥカヌだったが、直後のリターンゲームですぐにブレークバックに成功。さらに、第8ゲームでは鋭角なバックハンドのリターンを決め、再びブレークを奪って先行する。
続く第2セットでもラドゥカヌは第6ゲームで先にブレークを奪われたものの、再び流れを取り戻し、その後2度のブレークを果たして勝利を収めた。
この日は大会期間中で最も暑い1日となり、体感気温はおよそ38度に達した。第2セットをサッカリが取っていれば、ヒートポリシーが適用され、10分間の休憩が設けられていた可能性もあった。
こうした厳しいコンディションの中で行われた試合について、ラドゥカヌは「コンディション的には、これまでで最も過酷な試合の1つだった」と振り返った。
「第2セットのラリーは、ちょっと足がふらつく感じもあった。湿度が本当にすごくて、まるでオーブンを開けっぱなしにして、その中に頭を突っ込んでるような感じだった」
「疲れすぎて、もう何をやってるのか自分でも分からなくなる瞬間があった。もしかしたらそれが良かったのかも。とにかく無駄な力を使わず、スムーズにプレーしようとしていたわ。正直、これが3セット目に入ったらどうなるか分からなかったから、なんとか2セットで終われてホッとしてる」
なお、ラドゥカヌは準決勝で世界ランク48位のA・カリンスカヤと対戦する。カリンスカヤは準々決勝で第4シードのC・タウソン(デンマーク)を下しての勝ち上がり。
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