錦織圭 復帰の道のり「慣れてきた」

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錦織圭(BNPパリバOP)
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男子プロテニス協会のATPは22日に公式サイトを更新し、23日に開幕するムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)に出場する世界ランク64位の錦織圭のインタビューを掲載。錦織は怪我からの復帰について「その道のり、闘いにも慣れてきました」と語った。

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35歳の錦織が同大会に出場するのは4年ぶり10度目。2014年には決勝まで進み、R・ナダル(スペイン)と対戦。決勝では負傷により無念の途中棄権を余儀なくされ準優勝となった。

錦織は当時の大会を振り返った。

「あの年(2014年)は本当に素晴らしい思い出ばかりです。M・ラオニッチ(カナダ)との接戦を覚えています。そしてスペインでスペイン人のD・フェレール(スペイン)を破って決勝に進出しました。決勝では残念ながら優勝は逃しましたが、マドリッドには素晴らしい思い出があります。この街が大好きで、ここに戻ってこられて嬉しいです。健康を取り戻し、プレーするのが楽しみです」

同大会に最後に出場した2021年以降、数々の怪我に悩まされ長期のツアー離脱を余儀なくされた錦織。しかし、昨年8月のナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)、9月の木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2024(日本/東京、ハード、ATP500)でいずれも準々決勝に進出し見事に復帰を果たした道のりについても語った。

「忍耐強くいなければとても難しいです。僕はそれを経験してきたし、その道のり、闘いにも慣れてきました。僕の体はそれほど強くないのは分かっているので、本当に気を遣わないといけません。怪我をしたときに何をすべきか、リハビリ、回復、そして考えすぎないようにするということなどを分かっています。ポジティブで忍耐強くいることが重要です。それを学びました。今はただプレーを楽しんでいるだけです」

「(今年は)また最高のレベルに戻ってきたような気がしています。長い道のりでしたが、体調は良好です。ここ数週間、肩のリハビリをしていましたが、体調は回復しています。またプレーできることにワクワクしています」

「いくつか目標を立てました。1つはトップ50に復帰することで、もうすぐそこに近づいています。もしもう一度優勝できたら嬉しいですが、どうなるかは分かりません」

また、錦織は現在のテニス界についても言及している。

「今のゲームはもっとパワフルに感じます。ベースラインからのショットが力強くなり、ショットの重みも増しました。J・シナー(イタリア)C・アルカラス(スペイン)は本当にパワーがあります。若い選手たちも皆、そのパワーがあるように感じます。もちろん、N・ジョコビッチ(セルビア)R・フェデラー(スイス)といった選手たちとプレーしていた頃は本当に楽しかったですが、この新しい時代も素晴らしいと思います」

「競争力を維持するために、自分のプレーを調整してプレーを変えることを余儀なくされました。そして、その挑戦は良いモチベーションになっています」

錦織は今大会の1回戦で世界ランク83位のA・ブキッチ(オーストラリア)と対戦する。


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(2025年4月23日8時38分)
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