男子テニスのNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は12日、グループ・ビヨン・ボルグの予選ラウンドロビン第2戦が行われ、第5シードのD・ティーム(オーストリア)が第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を6-7 (5-7), 6-3, 7-6 (7-5)の逆転で破り、大会初の決勝トーナメント進出を決めた。
>>ATP最終戦の組み合わせ表<<
この日、ティームは強烈なストロークを武器に5度の優勝を誇るジョコビッチを2時間47分の死闘の末に振り切った。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはティームのコメントが掲載されており「特別な試合の1つ。子どもの頃から、このために練習してきた。素晴らしい環境の中でテニスというスポーツのレジェンドに勝利したのは、本当に最高のもの。そして同時に準決勝進出を決めた」と語った。
「信じられない試合だったし、これからも忘れることはないだろう。ノヴァーク(ジョコビッチ)は世界で最高の選手だし、何か特別なことをしなければいけなかった」
4度目の挑戦でATPファイナルズ初の4強入りを決めたティームは、予選ラウンドロビン第3戦で第8シードのM・ベレッティーニ(イタリア)と対戦する。
Nitto ATPファイナルズは8選手が2グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。リーグ戦1位通過者は、もう一方のリーグ戦2位通過者と準決勝で対戦する。
【グループ・アンドレ・アガシ】
(1)R・ナダル(スペイン) 0勝1敗
(4)D・メドヴェデフ(ロシア) 0勝1敗
(6)S・チチパス(ギリシャ) 1勝0敗
(7)A・ズベレフ(ドイツ) 1勝0敗
【グループ・ビヨン・ボルグ】
(2)N・ジョコビッチ 1勝1敗
(3)R・フェデラー(スイス) 1勝1敗
(5)D・ティーム 2勝0敗
(8)M・ベレッティーニ 0勝2敗
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