男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は10日、シングルス準々決勝が行われ、第4シードの
R・フェデラー(スイス)は第5シードの
D・ティーム(オーストリア)に6-3, 6-7 (11-13), 4-6の逆転で敗れ、2012年以来7年ぶり9度目のベスト4進出を逃した。
>>錦織らBNLイタリア国際対戦表<<>>錦織 初戦1ポイント速報<<この日、フェデラーは第2セットのタイブレークで2本のマッチポイントを握ったが、ティームに逆転を許してファイナルセットへ突入。
その後はミスを重ねて第3ゲームでブレークされるも、第8ゲームでブレークバックする粘りを見せた。しかし、第9・第10ゲームを連取されて2時間10分で敗退。今年3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)決勝に続き、またもティームに逆転負けを喫した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはフェデラーのコメントが掲載されており「当然イライラする試合だった。マッチポイントを握りながらの敗戦は最悪。今はそう感じている。でも、振り返ると全ていい試合だった」と述べた。
3年ぶりにクレーの大会へ出場したフェデラーは、前日の3回戦で第15シードの
G・モンフィス(フランス)に2本のマッチポイントを握られる崖っぷちから死闘を制し、1968年のオープン化以降で男子歴代2人目のシングルス通算勝利数1,200を達成していた。
「自分のテニスは、とてもいいと感じていた。ここではいい試合ができたと思っている。特に最後の2試合。初戦はいい形で大会へ入れた。明らかにガエル(モンフィス)とドミニク(ティーム)はクレーでタフな相手。いい戦いだった。今はクレーでもいい感触を得ている」
「素晴らしい1週間だった。人々もこれ以上ないほどフレンドリーだった。自分でもいいプレーをしたと思う。ここにはいい思い出がある。もちろん、また戻って来るだろうけど、現時点ではまだ分からない」
今後は12日に開幕するBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)に第3シードで出場予定。初戦の2回戦では、世界ランク37位の
F・ティアフォー(アメリカ)と同75位の
J・ソウサ(ポルトガル)の勝者と対戦する組み合わせだが、出場への決断は週末に下すと明かした。
「試合前に(BNLイタリア国際へ)出場する決断は下せなかった。残念ながら今日の試合がどのようになるか待たなければいけなかった。まだ選択肢は残しておきたかったし、だからドローに自分の名前が入っている。恐らく週末に決断を下すだろう」
一方、勝利したティームは、準決勝で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは準々決勝で対戦予定だった第9シードの
M・チリッチ(クロアチア)の棄権により4強へ駒を進めている。
同日の準々決勝では、第2シードの
R・ナダル(スペイン)と第8シードの
S・チチパス(ギリシャ)もベスト4へ進出した。
「男子テニスATPツアー マスターズ1000 マドリード」
【配信予定】
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■詳細・配信スケジュールはこちら>なお「全仏オープンテニス」は、5/26(日)開幕!
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