テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間9月1日(現地8月31日)、男子シングルス3回戦が行われ、第25シードの
J・ドレイパー(イギリス)が世界ランク74位の
B・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)を6-3, 6-4, 6-2のストレートで破り、2年連続2度目のベスト16進出を果たした。
>>錦織 圭 AONオープン・チャレンジャー1回戦 1ポイント速報<<>>錦織 圭らAONオープン・チャレンジャー組合せ<<>>シナー、ズベレフ、ドレイパーら 全米OP組合せ<<22歳で世界ランク25位のドレイパーが全米オープンに出場するのは3年連続3度目であり昨年の16強入りが最高成績。今大会では1回戦で同41位の
ジャン・ジジェン(中国)、2回戦で同64位の
F・ディアズ=アコスタ(アルゼンチン)をいずれもストレートで下し3回戦に駒を進めた。
対する28歳のファン・デ・ザンスフルプは1回戦で世界ランク105位の
D・シャポバロフ(カナダ)を下し初戦を突破すると2回戦では第3シードの
C・アルカラス(スペイン)を6-1, 7-5, 6-4のストレートで破る金星を挙げ3年ぶり2度目の3回戦に駒を進めた。
迎えた3回戦の第1セット、ドレイパーは第2ゲームでブレークに成功し開始から3ゲームを連取。第7ゲームでブレークバックを許すも直後の第8ゲームで2度目のブレークを奪い先行する。
続く第2セット、第4ゲームで1度のブレークポイントを凌いだドレイパーは第7ゲームでブレークに成功しセットカウント2-0とリード。第3セットでは15本のアンフォーストエラーを犯したファン・デ・ザンスフルプに対し第4ゲームから5ゲームを連取し2時間14分で勝利した。
試合後の会見でドレイパーは「全体的には良かったと思う。かなり堅実だった。最初のセットはサーブがあまり良くなかったと思うけど残りのゲームはかなり堅実だった。最初は少し無気力だった。大変だと思った。まだ5セットマッチをプレーする方法を学んでいるところなんだ。このような試合ではペースをある程度調整する必要がある。非常に長い試合になる可能性があるからね。でも、全体的には本当に良いプレーをしたと思うし、試合が進むにつれてパフォーマンスや全てが良くなっていったと思う」とコメントした。
また、対戦相手のファン・デ・ザンスフルプが2回戦でアルカラスを下したことについて次のように語った。
「その試合は見ていたし、調子が良い日に彼のような選手は非常に危険だと知っている。でも正直、彼が出場してカルロスを破る可能性があるとは思っていなかった。彼はグランドスラムで複数優勝した世界3位の選手を破ったばかり。明らかに本当に良い試合をした。難しかったけど、同時に僕にとってしっかりした試合をする良い機会だった。彼にとっても簡単ではないことは分かっている。世界最大の舞台で、おそらくキャリア最大の勝利を収めたばかりだった。僕にとっては良い試合だった。状況への対処方法と、全体的なパフォーマンスに満足している」
勝利したドレイパーは4回戦で世界ランク39位の
T・マハーチ(チェコ)と対戦する。マハーチは3回戦で同78位の
D・ゴファン(ベルギー)を6-3, 6-1, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
J・シナー(イタリア)と第14シードの
T・ポール(アメリカ)が16強に駒を進めた。
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