男子プロテニス協会のATPは公式サイトに4日、世界ランク9位の
T・ポール(アメリカ)のインタビューを掲載。2019年9月のトップ100入りから約5年3ヵ月でトップ10デビューを飾った27歳の“シャイ”で“真面目”な素顔が明かされている。
>>錦織 圭vsマハツ 1ポイント速報<<>>錦織 圭、西岡 良仁ら出場、ダラス・オープン組合せ<<27歳のポールはキャリア通算4勝を誇り、今シーズンは開幕戦のアデレード国際(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)で4強入り。全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では
錦織圭や
R・カルバレス バエナ(スペイン)、
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)らを下してベスト8進出を果たした。
上記2大会で好成績をおさめたことで、全豪オープン後の世界ランク更新で自身初のトップ10入りを実現。アメリカ男子では4位の
T・フリッツ(アメリカ)に次ぐ2番手に位置している。
ATPは、現在キャリア最高の状態を更新しているポールのインタビューを掲載。目立つことが苦手な性格や長年チームを組むコーチとの関係を語った。
「(トップ10入りは)僕の最終目標ではないんだ。だから、トップ10という目標を達成したらリセットするのは当然だし、今は別の目標に集中している。人から何か祝福されるのは、いつも少し気が引けるんだ」
「僕は自分の仕事に誇りを持っている。正直なところ、大会での成績よりも、ツアーを離れてやっているトレーニングのほうが誇らしいんだ。そしてチームを誇りに思う。このチームがなければ、今の僕はなかったと思うから」
ポールを指導するのは
J・クーリア(アメリカ)や
K・アンダーソン(南アフリカ)のコーチを務めてきたブラッド・スタイン。2人はチームを組んで今年で6シーズン目となる。
スタインはポールの成長について「トミー(ポール)は物事への取り組み方が徐々にプロフェッショナルになってきたと思う。彼がトップ100に入り、少しずつ上達してきた。他のアメリカ人選手たちのモチベーションが高いこともあって、もっと上達したいと思うようになるのは自然なことだよ」とコメント。
ポールはフリッツや
R・オペルカ(アメリカ)、
F・ティアフォー(アメリカ)ら同世代のアメリカ人選手たちと親しく、ジュニア時代から切磋琢磨してきたが、ポール以外の3選手はもっと若手時代から注目されてきていた。
「彼の親友たちは、トミーが彼らと同じレベルで戦うべきだと感じていた。自分より先にいる他の選手たちを追いかけることは、彼にとって大したことじゃないんだ」
大会での成績よりもトレーニングの方が誇らしいと語ったポールだが、オフコートでの重要性を明かした。
「煩わしいことの繰り返しだよ。練習に行くのが楽しみで、いろいろなことに取り組んでいるんだけど、反復しているように感じることがあるんだ。土曜日にダッシュとかのトラック系をやりたくないのに、毎週土曜日にやっていることが多いんだ(笑)。ツアーからどのくらいの時間離れているかにもよるけど、週明けに試合が無いときは400mを10本か12本やる。大会が近ければ200mを16本くらいやるね」
スタインはこのポールの姿勢を高評価している。
「トミーは一緒にいて本当に楽な男だ。プロとして非常に指導しやすい。彼は進んで仕事をし時間を費やしてきた。でもコートの外では、一緒に過ごすのがとても楽で、楽しい人なんだ。それがいいんだ。仕事を仕事だと感じないことが多いんだよ」
最後にポールは自身の“最終目標”を四大大会制覇と明言した。
「みんなそう(四大大会での優勝)じゃない?今は最高の生活をしている。好きなことをしてお金を稼ぐのが楽しいんだ。夢のようだよ」
ポールは現在開催中のダラス・オープン(アメリカ/ダラス、室内ハード、ATP500)に第3シードとして出場中で、日本時間5日に行われた1回戦では元世界ランク33位の
J・ブルックスビー(アメリカ)に勝利し初戦を突破している。
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