女子テニスのムバダラ・アブダビ・オープン(アラブ首長国連邦/アブダビ、ハード、WTA500)は3日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク837位の
園部八奏が同55位の
ユアン・ユエ(中国)を6-4, 6-3のストレートで破り初戦突破を果たすとともに、自身初のツアー大会本戦で初白星を挙げた。
>>錦織 圭vsマハツ 1ポイント速報<<>>錦織 圭、西岡 良仁ら出場、ダラス・オープン組合せ<<17歳の園部は先月行われた全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)ジュニアの女子シングルスで日本勢女子として56年ぶり2人目の四大大会ジュニア制覇の偉業を成し遂げた。
今大会、園部は本戦にワイルドカードで出場することが女子テニス協会のWTAから当初発表されていたが、その後予選にワイルドカードで出場することとなった。園部と同じく当初本戦ワイルドカードを付与されていた世界ランク51位の
A・クルーガー(アメリカ)はワイルドカードではなく通常のエントリーで本戦入りしている。これにより空いた2つの本戦ワイルドカードは同56位の
E・ラドゥカヌ(イギリス)と同157位の
B・ベンチッチ(スイス)が取得している。
園部は予選2試合を勝ち抜きツアー大会では初の本戦出場を果たすと、1回戦で26歳のユアンと顔を合わせた。
この試合の第1セット、園部は第3ゲームでブレークに成功。サービス時に高い確率でポイントを獲得しキープを重ねた園部が先行する。
続く第2セットで園部は第2ゲームでいきなりブレークを許すも、その後3度のブレークに成功。1時間35分で勝利を収め、2回戦へ駒を進めた。
試合後のオンコートインタビューで園部は、「本当に嬉しいし、まだ信じられない」と喜びを語った。
勝利した園部は2回戦で第7シードの
J・オスタペンコ(ラトビア)と世界ランク33位の
O・ジャバー(チュニジア)の勝者と対戦する。
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