男子プロテニス協会のATP公式サイトは24日、マヨルカ・チャンピオンシップス(スペイン/マヨルカ、芝、ATP250)にワイルドカード(主催者推薦)で出場している元世界ランク3位の
D・ティーム(オーストリア)のインタビューを掲載した。
>>ティームら マヨルカ・チャンピオンシップス組合せ<<>>錦織 圭vsナヴォーネ 1ポイント速報<<>>錦織 圭、フリッツら ロスシー国際組合せ<<30歳で世界ランク134位のティームは2020年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)など17のタイトルを獲得。世界ランクも最高3位を記録し、
R・フェデラー(スイス)、
R・ナダル(スペイン)、
N・ジョコビッチ(セルビア)、
A・マレー(イギリス)らに次ぐ世代の中心選手として君臨していた。
しかし、2021年6月のマヨルカ・チャンピオンシップス2回戦で右手首を負傷。その後長期の離脱を経験し、2022年に復帰したものの、思うような勝ち星をあげることができなかった。
最終的にはこのけががきっかけとなり今年、引退を決断。ティームにとっては因縁の大会に3年ぶりに戻ってくることとなった。
インタビューに登場したティームはキャリアを振り返るとともに、自身の選手としての存在意義も語った。
「素晴らしいキャリアを積んできたし、常に情熱を注いできたし、全力を尽くしてきた。でも、引退を発表したことで、多くのストレスが解消されたから、とてもうれしいよ。最後の大会をプレーするのが待ちきれないし、その後に起こるすべてのことをやり遂げたい。最後の数ヵ月をできるだけ楽しみたいんだ」
「ディエゴ(シュワルツマン)と僕は引退を発表したし、ラファ(ナダル)とアンディ(マレー)も終わりに近づいている。そうはいっても、古い世代の選手の中にも、まだ信じられないようなテニスをプレーしている選手もいるし、信じられないような新しい世代もいるんだ。今、シナーとアルカラスという世界1位になった2人がいて、彼らは信じられないほど素晴らしいテニスをする。僕は彼らを見るのが大好きだし、おそらくファンのみんなも彼らを見るのが好きだろう」
キャリアを大きく左右させた手首のけがについてはこう話した。
「幸運なことに、3年前に初めて大きなけがをしたんだ。ラファ(ナダル)やフアン・マルティン・デル=ポトロは、若いときにけがをしている。彼らは僕に偉大なインスピレーションを与えてくれた。最も重要なことは、多くの子どもたち、特にオーストリアの子どもたちが、僕の影響でテニスを始めるということだと思う。それが最も重要な遺産になるだろうね」
「また、僕のことを良い人間として覚えていてほしい。僕のプレーを楽しんでほしいな。それも大事なことだ。いいレガシーになることを願っている」
ティームは今大会1回戦で第6シードの
G・モンフィス(フランス)と対戦する。
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