男子テニスのセルビア・オープン(セルビア/ベオグラード、クレー、ATP250)は21日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク104位の
ダニエル太郎が同72位のH・ルーネを6-3, 6-7(1-7), 6-3のフルセットで破り、2年連続のベスト8進出を決めた。試合後、敗れたルーネが同一戦を振り返っている。
>>ダニエル 太郎vsルブレフ 1ポイント速報<<>>ジョコビッチ準決勝 1ポイント速報<<18歳のルーネはインスタグラムを更新。次のようにつづった。
「今日は良くなかった。このレベルの大会でのルーティンワークについては、まだまだ不十分な点がたくさんある。今、チームと一緒に評価しているけど、トーナメント中のフィジカルな練習の量をもっと増やして、コート上で気持ちよくプレーできるようにしたいと思う」
「一方で、肉体的に成長し最適化する必要があり、5セットなどにも対応できるようにしなければならない。同時にトーナメント中にやり過ぎると疲れてしまうので、バランスが難しいところだ」
「トーナメントに出るたびに、まだ学び最適化しているところである。素晴らしいトーナメントを開催してくれたセルビア・オープンと、ここやオンラインで僕の試合を応援してくれた人たちに感謝したい。またここに戻ってきたい」
初の顔合わせとなったこの一戦。序盤は互いにサービスキープが続くも、ダニエルが第8ゲームで最初のブレークに成功して第1セットを先行する。
続く第2セット、同様に序盤はキープが続く展開となるも第7ゲームでダニエルがこの日2度目のブレークを奪う。しかし、その後ルーネが2度のブレークバックを成功させてタイブレークへ突入。3度のミニブレークを奪ったルーネが1セットオールとする。
勝負のファイナルセット、勢いに乗りたいルーネだったが、ダニエルはそれにのまれることなく第2ゲームでこの日4度目のブレークに成功。試合はこのまま終了しダニエルが2時間半を超える熱戦を制した。
なお勝利したダニエルは準々決勝で第2シードの
A・ルブレフと対戦する。世界ランク8位のルブレフは2回戦で同93位の
J・レヘチカ(チェコ)を逆転で下しての勝ち上がり。
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