テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は4日、前日に雨で順延となっていた男子シングルス3回戦が行われ、世界ランク53位で21歳の
K・カチャノフ(ロシア)が第21シードの
J・イズナー(アメリカ)を7-6 (7-1), 6-3, 6-7 (5-7), 7-6 (7-3)で破り、2日間の激戦を制して四大大会初のベスト16進出を果たした。
>>錦織vsベルダスコ 1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<前日の雨により4日へ順延となっていたこの試合は、第2セットから再開された。
第1セットを先取していたカチャノフは、再開後にイズナーに1度もブレークチャンスを与えずに取り、王手をかける。
その後、第3セットはタイブレークを制せずに落とすも、続く第4セットではこの試合3度目のタイブレークでリードを守りきり、3時間の接戦をものにした。
4回戦では、第1シードの
A・マレー(英国)と対戦する。マレーは、3回戦で第29シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)をストレートで下しての勝ち上がり。
カチャノフは今大会、1回戦で予選勝者の
N・ジャリー(チリ)、2回戦で第13シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を下しての勝ち上がり。
昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)2回戦で
錦織圭から1セットを奪う活躍を見せ、同年10月の成都オープン(中国/成都、ハード、ATP250)では決勝でA・ラモス=ヴィノラスを逆転で破り、ノーシードからツアー初優勝を果たした。
グランドスラムでは、昨年の全米オープンと今年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)の2回戦進出が最高成績だった。


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