男子テニスのブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)は8日、シングルス決勝戦で第7シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)に2-6, 6-2, 3-6のフルセットで敗れた第3シードの
錦織圭は、最後にツアー優勝を果たした昨年2月のメンフィス・オープン以降、決勝の舞台では5大会連続の準優勝となった。
>>ブリスベン国際 対戦表<<決勝戦、第1セットでディミトロフの猛攻を受けた錦織は、第2セットから世界ランク5位の意地を見せて本来の力を発揮し、セットカウント1-1に追いつく。
しかし、ファイナルセットでは1ブレークを許すと、その後もディミトロフに主導権を握られ、1時間48分で力尽きた。
錦織が最後にツアー大会で優勝したのは昨年2月のメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード、ATP250)。その時は決勝で
T・フリッツ(アメリカ)を下し、前人未到となる4連覇達成の快挙を成し遂げた。
以降、3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)、4月のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、クレー、ATP500)、7月のロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)、10月のスイス・インドア(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)の4大会で決勝へ進出するが、いずれも準優勝に終わった。
グランドスラムとマスターズの初優勝を目標に掲げる錦織にとって、メンフィス・オープン以降はタイトルまであと一歩届いていない。
今後は、9日に行われるエキシビション・マッチのファスト4(Fast4)、そして16日から本戦が始まる全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に出場予定。全豪オープンでは2012・2015・2016年にベスト8へ進出している。
今大会で準優勝の錦織だが、シーズン開幕戦のブリスベン国際で決勝まで勝ち進んだことをポジティブに捉え、四大大会初制覇へ向けて士気を高める。
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