27日に開幕するテニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)の過去の試合で印象に残っている対戦はどれかをテニス365のツイッターでアンケートを行ったところ、2008年の決勝戦
R・ナダル(スペイン)vs
R・フェデラー(スイス)が約半数の票を集めて1位となった。
【過去のウィンブルドンで印象に残っている試合】回答数 1,885票
2008年決勝 R・ナダル vs R・フェデラー 49%(924票)2013年決勝
A・マレー(英国) vs
N・ジョコビッチ(セルビア) 16%(301票)
2014年決勝 N・ジョコビッチ vs R・フェデラー 26%(490票)
2010年1回戦
J・イズナー(アメリカ) vs
N・マウー(フランス) 9%(170票)
2008年のウィンブルドン決勝。その歴史的な名勝負を繰り広げたのは当時絶大な強さを誇っていたフェデラーとナダル。
この時フェデラーは大会5連覇中で、最も勢いに乗っている時期。ナダルは2006・2007年と2年連続で決勝へ進出するも、フェデラーの前に敗れていた。
この試合、第1・第2セットをいずれもゲームカウント6-4で先取したのはナダル。ディフェンディング・チャンピオンのフェデラーを2セットダウンに追い込む。
しかし、フェデラーも確実にチャンスをものにし、第3セットをタイブレークの末にゲームカウント7-6 (7-5)で取り返す。第4セットでもタイブレークに突入し、2度ナダルにチャンピオンシップポイントを与えるもウィナーを叩き込んでしのぎ、ゲームカウント7-6 (10-8)で取って勝敗はファイナルセットへもつれ込む。
雨による中断を何度か挟みながら行われ、お互いに一歩も譲らない激戦を繰り広げる中、迎えた第15ゲームでナダルがブレークに成功。最後は、第16ゲームでフェデラーのフォアハンドがネットにかかり、ナダルの大会初優勝が決まった。
勝利の瞬間、ナダルはラケットを手から離して仰向けに倒れ、天へ向けて喜びを爆発させた。観客も総立ちでナダルの勝利を激励。会場が大きな歓声と拍手で包まれた。
ナダルはこの勝利により、全仏オープン以外のグランドスラムで初優勝をあげ、テニスファンの記憶に残る名勝負となった。
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