テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は25日、男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク93位の
ダニエル太郎は昨年の全仏覇者で第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)に6-7 (7-9), 3-6, 4-6のストレートで敗れるも、世界トップ選手を追い込む善戦を見せた。
>>全仏オープン対戦表<<この試合、第1ゲームから接戦を繰り広げた両者はタイブレークに突入。ダニエル太郎がセットポイントを掴むも、ワウリンカに挽回を許してこのセットを落とす。
第2セットでは第1ゲームでワウリンカにブレークを許すと、その後ブレーク出来ずに2セットダウンと追い込まれる。
しかし、第3セットから調子を上げてきたダニエル太郎は第1ゲームをラブゲームでブレーク。完全にダニエル太郎のペースだったが、第8ゲームでワウリンカに痛恨のブレークバックを許してしまう。その後は流れを引き戻せずにストレートで敗れたが、トップ10選手を追い込み、今後につながる試合だった。
ダニエル太郎は今大会、1回戦で世界ランク45位の
M・クリザン(スロバキア)と対戦し、2セットダウンから挽回するも、第5セットの途中でクリザンが途中棄権を申し入れ、ダニエル太郎が2回戦へ駒を進めていた。
今シーズン序盤は思うような成績を残せずにいたが、4月のモンテカルロ・マスターズで予選を勝ち抜き、1回戦で
A・マンナリノ(フランス)を下してマスターズ初勝利をあげ、その後のBRDナスターゼ・ティリアク・トロフィーとエストリル・オープンで続けて初戦突破を果たすなど、クレーコートシーズンからは調子を上げていた。
昨年の全仏オープンでは予選を突破し本戦初出場を果たすも、1回戦で
F・ベルダスコ(スペイン)にストレートで敗れた。
一方、勝利した世界ランク4位のワウリンカは、3回戦で第30シードのJ・シャーディと対戦する。
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