テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会2日目の23日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク93位の
ダニエル太郎が同46位の
M・クリザン(スロバキア)と対戦し、3-6, 4-6, 7-5, 6-4, 3-0の時点でクリザンの途中棄権を申し入れたため、グランドスラム初勝利をあげた。
>>全仏オープン対戦表<<この試合、第1セットから主導権を握られたダニエルは2セットダウンまで追い込まれる。第3セットは第10ゲームでセットポイントを取りきれなかったが、粘りを見せて第12ゲームでブレークに成功しセットカウント1-2に。
第4セットは第1ゲームからクリザンにブレークされて4ゲーム連取を許すも、諦めずに攻め続けたダニエルはミスが目立ち始めたクリザンの隙を突いて6ゲームを連取して、勝敗はファイナルセットへ。
その後、ファイナルセットの第2ゲームで早くもブレークに成功したダニエルは3ゲーム連取に成功。その後、クリザンが左肩の負傷により途中棄権を申し入れ、ダニエルは思わぬ形で2回戦へ駒を進めた。
2回戦では昨年覇者で第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する。ワウリンカはこの日世界ランク59位の
L・ロソル(チェコ共和国)をフルセットで破っての勝ち上がり。
今シーズン序盤、ダニエル太郎は思うような成績を残せずにいたが、4月のモンテカルロ・マスターズで予選を勝ち抜き、1回戦で
A・マンナリノ(フランス)を下してマスターズ初勝利をあげた。
その後も、BRDナスターゼ・ティリアク・トロフィーとエストリル・オープンで続けて初戦突破を果たすなど、クレーコートシーズンに入ってから調子を上げていた。
昨年の全仏オープンでは予選を突破し本戦初出場を果たすも、1回戦で
F・ベルダスコ(スペイン)にストレートで敗れた。
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