【現地レポート】テニスの全仏オープン・ジュニア2016の本戦出場権をかけた「全仏オープン・ジュニア2016 ワイルドカード選手権大会 in partnership with LONGINES パリ決勝大会」(フランス/モンルージュ、レッドクレー)は20日、第3シードの
佐藤久真莉が2戦全勝で見事決勝進出を果たした。
>>全仏オープン・ジュニア対戦表<<この日、佐藤は第1試合で第6シードのE・LEE(韓国)の強打に苦しむも6-4, 2-6, 6-2のフルセットで振り切り、第2試合では第1シードのM・JAIN(インド)を6-1, 6-2のストレートで下した。
第6シードのE・LEE
第1シードのM・JAIN
2戦を終えた佐藤は「すごく嬉しいです。」とホッとした表情で答え「第1シードに勝てたことが大きい。明日ローランギャロスでプレー出来るのが楽しみです。」と笑顔でコメントした。
インタビューに答える佐藤久真莉
第1シードのJAINに勝利したことについては「前にも対戦したことがあって(その時は)危なかった。今回は2セットでしめることを目標にしていたので、それが出来て良かったです。」と話した。
この日の佐藤は2戦ともに武器である強烈なストロークと左右に打ち分けるコントロール性で試合の主導権を握っていた。
佐藤は試合中に表情を変えずにプレーするのが特徴で、本人は「意識していない。」と話す。
決勝では第4シードの
清水綾乃と対戦する。
今年3月の日本予選大会決勝では清水に敗れ準優勝だった佐藤は、決勝戦に向けて「日本予選では負けたんですけど、今回は勝てるように頑張りたいです。常にチャレンジャーの気持ちでやることを意識して、その中で自分から攻めて自分のパターンでポイントが取れればと思います。」と意気込んだ。
フォアハンド時の佐藤久真莉
佐藤と清水の勝者が、全仏オープン・ジュニア2016の本戦出場権を手にする。
【開催概要】
日本語正式名称:全仏オープン・ジュニア ワイルドカードカード選手権大会 in partnership with LONGINES パリ決勝大会
英語正式名称:RENDEZ-VOUS A ROLAND-GARROS JAPAN IN PARTNERSHIP WITH LONGINES(ランデブー ア ローラン・ギャロス ジャパン イン パートナーシップ ウィズ ロンジン)
日程:2016年5月20日(金)-21日(土)※フランス時間
会場:20日(金)/フランス・パリ近郊名門クラブ、21日(土)/全仏オープン会場内コート6
出場選手:各国予選大会を勝ち抜いた13歳から18歳までのプレーヤー 男女各6名
試合方法:男女シングルス ベスト オブ スリータイブレークセット
・20日(金) 男女それぞれA・Bのグループリーグに分かれて試合を実施
・21日(土) 各グループ1位にて決勝戦を実施
※男女それぞれの優勝者には全仏オープン・ジュニア2016大会出場権を付与
主催:フランステニス連盟
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