男子テニスツアーの米男子クレーコート選手権(アメリカ/ヒューストン、クレー、ATP250)は9日、シングルス準決勝が行われ、昨年覇者で第4シードの
J・ソック(アメリカ)が第1シードの
J・イズナー(アメリカ)との同胞対決を7-6 (7-4), 6-3のストレートで制し、2連覇へ向けて決勝進出を果たした。
23歳のソックは昨年の米男子クレーコート選手権1回戦で第1セットを落としたが、その後はここまで16セット連取するなど、昨年の2回戦から好調な勝ち上がりで自身初の大会連覇へあと1勝と迫った。
「この街、このコートでプレーするのが大好き。このスタジアムには何かがある。最高の雰囲気だと感じている。」とソックは会場との相性の良さを実感していた。
この日、208センチのイズナーは試合中に2度トレーナーを要求して左膝に治療を受けていた。
「体が万全な状態ではなかった。ここしばらくの間、健康な状態でいることが出来ていなかった。これから何をしなければならないか、考える必要がある。しっかり治す必要があるかもしれない。」とイズナーは今の自身の体について厳しいコメントをしていた。
決勝でソックは、ノーシードから勝ち上がった元世界ランク10位の
J・モナコ(アルゼンチン)と対戦する。2012年のチャンピオンである32歳のモナコは、この日の準決勝で第3シードの
F・ロペス(スペイン)を6-4, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
「またこうしてこの大会の決勝戦へ進むことが出来て、本当に嬉しく思っている。高い集中力を維持して、ベースラインから安定したプレーが出来ていた。」とこれまで8度ツアー優勝をしているモナコは語った。
また、この日行われたダブルスの決勝戦では、第1シードの
B・ブライアン(アメリカ)/
M・ブライアン(アメリカ)組が
V・エストレージャ=ブルゴス(ドミニカ共和国)/
S・ゴンザレス(メキシコ)組を4-6, 6-3, [10-8]の逆転で下し、大会6度目のタイトルを獲得すると同時に、今季初優勝を飾った。これでブライアン兄弟はこの2人で110個のタイトル獲得となった。
(STATS - AP)


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