女子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)は27日、シングルス3回戦が行われ、世界ランク56位の
内島萌夏が第3シードの
J・ペグラ(アメリカ)を6-3, 6-2のストレートで破る大金星でWTA1000の大会では自身初のベスト16進出を果たすとともに、対トップ10初勝利を挙げた。試合後、内島は「自分が勝ったなんて、まだ信じられない」と語った。
>>【動画】内島 萌夏 世界3位撃破の大金星!勝利の瞬間!<<>>内島 萌夏、サバレンカら マドリッドOP組合せ<<>>ズベレフら マドリッド・オープン組合わせ <<23歳の内島が同大会の本戦に出場するのは今回が初。今大会は1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク100位の
R・モンゴメリー(アメリカ)、2回戦で第26シードの
O・ジャバー(チュニジア)を破り、WTA1000の大会で自身初の3回戦進出を果たした。
一方、31歳で世界ランク3位のペグラは初戦の2回戦で同68位の
E・リス(ドイツ)を下しての勝ち上がり。
両者初の顔合わせとなった3回戦の第1セット、内島は4本のダブルフォルトを犯し、7度のブレークポイントを握られるも2度のブレークに抑え、リターンゲームではサービス時のポイント獲得率が45パーセントに留まったぺグラから5度のブレークに成功。1時間20分で勝利を収め、WTA1000の大会で自身初の4回戦へ駒を進めるとともに、対トップ10初勝利を挙げた。
オンコートインタビューで内島は試合を振り返るとともに喜びを語った。
「自分が勝ったなんて、まだ信じられません。マドリードは私のお気に入りの都市の一つなんです。去年、ITFの大会でマドリードで優勝して、1年後の今、またこの舞台にいるなんて」
「今、何回戦か分からないけど(笑)、マドリードに戻ってきて、良いテニスができていて、本当に本当に嬉しいです。観客の皆さんが私をホームにいるような気持ちにさせてくれるんです。クレーコートで育ったわけではないけど、去年マドリードで優勝してから、クレーがどんどん好きになってきました。その勢いをずっと保ってる感じです。マドリードでプレーするのが本当に大好きなんです」
「正直、本当にすごく緊張していました。彼女(ペグラ)はいつもすごく高いレベルでプレーしていて、常にトップにいます。勝ち切るのは簡単じゃなかったけど、ポイントごとに集中しようと努力しました。(第2セットの)4-2になってからは、スコアのことは考えず、できることをやろうと思って、それで勝ち切れたので本当に嬉しいです」
なお、勝利した内島は4回戦で第14シードの
D・カサトキナ(オーストラリア)と第21シードの
E・アレクサンドロワの勝者と対戦する。
【テニス365チャンネル】ボレーが安定!秘密兵器を忖度無し検証
■関連ニュース
・錦織 圭 アジア勢初の450勝達成・西岡 良仁「バカみたい」不満吐露・ジョコ「プレー続ける理由は…」■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング