女子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)は25日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク56位の
内島萌夏が第26シードの
O・ジャバー(チュニジア)を4-6, 6-3, 6-4の激闘の末に逆転で破るとともに、「WTA1000」の大会では自身初の3回戦進出を果たした。
>>【動画】内島 萌夏 初の「WTA1000」3回戦進出、元世界2位ジャバー撃破の瞬間! <<>>内島 萌夏vsジャバー 1ポイント速報<<>>錦織 圭vsシャポバロフ 1ポイント速報<<23歳の内島が同大会の本戦に出場するのは今回が初。今大会は1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク100位の
R・モンゴメリー(アメリカ)を下し初戦突破を果たした。
一方、30歳のジャバーはこれまでシングルスタイトル5つを獲得し、2022年6月にはキャリアハイとなる世界ランク2位を記録。しかし同時にけがにも悩まされるキャリアを送っており、現在の世界ランクは28位となっている。
両者は2度目の顔合わせ。唯一の対戦は昨年7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)1回戦で、このときはジャバーがストレートで勝利している。
2回戦の第1セット、内島はスライスやドロップショットなど多彩な攻撃を見せるジャバーのプレーに苦戦し、序盤で2度のブレークを奪われる。それでも第4ゲームでジャバーのダブルフォルトからブレークポイントを握ると、フォアハンドウィナーを決めてブレークバックに成功するが、1ブレークの差を埋められずにこのセットを落とす。
続く第2セット、内島は第1ゲームでダブルフォルトを犯すなどしていきなりブレークを許すが、その後2度のブレークに成功。第7ゲームでは2度のブレークポイントを凌いでキープに成功し5-2とリードを広げる。迎えたサービング・フォー・ザ・セットでは4度目のセットポイントをものにした内島がこのセットを取り返す。
迎えたファイナルセット、内島は第1ゲームで4度のブレークポイントを握るも、ジャバーの強力なファーストサーブに阻まれる。それでも第3ゲームでブレークに成功した内島は、サービスゲームでは1度もブレークポイントを与えず安定したキープを重ねリードを守りきり、「WTA1000」大会では自身初の3回戦へ駒を進めた。
勝利した内島は3回戦で第3シードの
J・ペグラ(アメリカ)と世界ランク68位の
E・リス(ドイツ)の勝者と対戦する。
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