男子テニスツアーのアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、ハード)は28日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場の
R・ハリソン(アメリカ)は予選勝者の
D・クドラ(アメリカ)に6-3, 4-6, 6-7 (5-7)の逆転で敗れ、2回戦進出とはならなかった。
23歳のハリソンは世界ランキングで2012年に43位までのぼりつめた実力者。またインディアンウェルズのマスターズ1000大会と相性が良く、2011・2012年にベスト16へ進出している。
だが近年はスランプ気味で、下部大会のチャレンジャーに出場。ラケットもこれまでのモデルとは違うものを使用するなど試行錯誤しているが、この日は同じアメリカ勢で22歳のクドラに2時間6分で敗れてしまった。
世界ランク128位のハリソンは、これまで切磋琢磨してきた22歳の
J・ソック(アメリカ)やクドラらアメリカ勢の若手の中で差が開いている。
ソックは4月の米男子クレーコート選手権でツアー初優勝を飾ると、全仏オープンでグランドスラム初のベスト16入りを果たした。クドラは今年のウィンブルドンで16強入りしている。
しかし、ハリソンはこれまでのグランドスラムで自己最高は2回戦進出。またツアー優勝は未だない。
さらに今年だけで日本勢に4度負けており、2月のメンフィス・オープンと3月のインディアンウェルズ・マスターズでは
錦織圭(日本)、ゲリー・ウェバー・オープンでは
伊藤竜馬(日本)、7月のホール・オブ・フェーム選手権では
杉田祐一(日本)に敗れている。
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