男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)は22日、シングルス決勝戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードの
R・フェデラー(スイス)に6-3, 6-4のストレートで勝利し、史上初となる4連覇達成の快挙、さらに大会5度目の優勝を飾った。
>>ツアーファイナル組合せ表<<決勝戦、ジョコビッチはファーストサービス時に62パーセント、セカンドサービス時には84パーセントの高いポイント獲得率でフェデラーにブレークを1度も許さなかった。そして、9度のブレークチャンスから3度のブレークに成功したジョコビッチが優勝を決めた。
最後はフェデラーのダブルフォルトで決勝戦に幕が下りた。
ジョコビッチは対フェデラー戦を22勝22敗のタイにした。
表彰式でジョコビッチは「チームの皆と喜びを分かち合いたい。」とコメント。また11月22日はコーチである
Bo・ベッカー(ドイツ)の48歳の誕生日だった。
今大会は、グループ・スタン スミスの予選ラウンドロビン初戦で第8シードの
錦織圭に完勝。しかし、フェデラーとの2戦目ではストレートで敗れ、8月から続いていた連勝記録は23でストップした。3戦目では第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)にストレートで勝利し、グループ2位通過で決勝トーナメントへ進出。
準決勝ではグループ・イリナスターゼを3戦全勝で1位通過した第5シードの
R・ナダル(スペイン)に快勝して決勝進出を決めていた。
今年は全豪オープン・ウィンブルドン・全米オープンのグランドスラム3大会で優勝、またマスターズでは9大会のうち6大会でタイトルを獲得するなど、キャリア最高のシーズンとなっている。
今回の優勝は今季11勝目、キャリア通算では59勝目。
一方、敗れたフェデラーは4年ぶりの優勝とはなかった。もしフェデラーがジョコビッチに勝利していた場合、ツアーファイナル史上最多更新となる7度目の優勝となっていた。
(コメントはGAORAから抜粋)
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