男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)は8日、シングルス決勝が行われ、第2シードの
A・マレー(英国)は第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)に2-6, 4-6のストレートで敗れ、準優勝の結果に終わった。
>>パリ・マスターズ対戦表<<この決勝戦まで、1セットしか落とさず勝ち上がったマレーだったが、この日の試合では思うようなテニスをさせてもらえなかった。
「今年は彼(ジョコビッチ)にとって最高のシーズンになっている。本当に良いプレーをしていた。今日はバックハンドでミスが出てしまい、コートの中心からのミスが多かった。彼はそこを突いてポイントを重ねていった。」とマレーは試合を振り返った。
これで両者の対戦成績は、マレーが9勝21敗となった。
2013年のウィンブルドンの決勝戦でジョコビッチを下したマレーだったが、それ以降は11度の対戦で1度しか勝利出来ていない。それは今年8月にカナダのモントリオールで行われたロジャーズ・カップの決勝戦だった。
「去年の初めから、彼(ジョコビッチ)やロジャー(フェデラー)との対戦ではあまり良い結果をあげられていない。それがなぜなのか、それを打開するには何が必要なのかを考えなければならない。」と語るマレーが言う通り、昨年の初めから今日までに対フェデラーで0勝5敗、対ジョコビッチで1勝9敗と大きく負け越している。
実にマレーが今シーズンに喫した12敗のうち、8敗はジョコビッチとフェデラーによるもので、この数字を改善していくことがマレーの更なる活躍に結びついていくだろう。
最終戦後に行われる男子国別対抗戦デビスカップ決勝戦で祖国イギリスを率いて優勝を狙っている。
(STATS - AP)
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