男子テニスの木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2025(日本/東京、ハード、ATP500)は29日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
C・アルカラス(スペイン)が第4シードの
C・ルード(ノルウェー)を3-6, 6-3, 6-4の激闘の末に逆転で破り決勝進出を果たすとともに、初優勝に王手をかけた。試合後の会見でアルカラスは決勝について言及した。
>>【動画】アルカラス 逆転勝ちで決勝進出!勝利の瞬間!<<>>【賞金】アルカラス ジャパンOP決勝進出でいくら稼いだ?<<22歳で世界ランク1位のアルカラスが同大会に出場するのは今回が初。1回戦で同41位の
S・バエス(アルゼンチン)、2回戦で同45位の
Z・ベルグス(ベルギー)、準々決勝で同33位の
B・ナカシマ(アメリカ)を下し4強入りを決めた。
26歳で世界ランク12位のルードとの顔合わせとなった準決勝の第1セット、アルカラスは終盤の第8ゲームでブレークを許し、今大会初めてセットを落とす。
それでも第2セット、序盤からギアを上げたアルカラスは第2ゲームでブレークを奪うと、その後ブレークバックを許さず1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、アルカラスはファーストサービス時に83パーセントの確率でポイントを獲得し相手にブレークを与えず、リターンゲームでは第5ゲームでブレークに成功。このリードを最後まで守り切り決勝進出を果たした。
試合後の会見でアルカラスは準決勝を振り返った。
「今日は本当に素晴らしい試合だったと思う。第1セットではチャンスをものにすることができなかった。全ての感情に対処するのは本当に大変だったけど、覆すことができて本当に嬉しい。試合展開もテニスも素晴らしかったから、また決勝でプレーするのが楽しみだ」
勝利したアルカラスは決勝で第2シードの
T・フリッツ(アメリカ)と対戦する。フリッツは準決勝で世界ランク86位の
J・ブルックスビー(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
今月行われたレーバーカップ2025(アメリカ/サンフランシスコ、室内ハード)でフリッツに敗れているアルカラスはリベンジを期した。
「彼(フリッツ)は本当に対戦するのが難しい選手。彼は大きく成長している。サンフランシスコで彼に負けてここに来た。初日に彼と練習した。その練習で試合にどう臨むべきか、とても良いフィードバックを得ることができたと思う」
「だから、明日はベストを尽くしてプレーするつもりだ。彼に勝つためにプランを組んで臨む。彼のレベルは今かなり高いからね。彼は本当に堅実で、アグレッシブで、自信に満ち溢れている。この挑戦が楽しみ。明日の結果がどうなるかみてみましょう」
第1シードと第2シードによる頂上決戦となった注目の決勝は明日、有明コロシアムで18時に開始予定。
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