男子テニスで世界ランク53位の
G・モンフィス(フランス)が10月1日に自身のSNSを更新し、来季での現役引退を表明した。
>>西岡 良仁vsシェフチェンコ 1ポイント速報<<>>西岡 良仁、坂本 怜、シナーら 上海マスターズ組合せ<<39歳のモンフィスは、トリッキーなショットや高いエンターテインメント性で知られ、ファンから高い人気を誇る選手。これまでにツアー13勝を挙げており、自己最高ランキングは2016年に記録した6位となっている。
そのモンフィスはこの日、自身のインスタグラムを更新し、来季での現役引退を表明した。
モンフィス 引退発表【全文】
「僕は2歳半で初めてラケットを手にし、18歳でプロとしてプレーを始めました。そして先月、39歳の誕生日を迎えた今、来シーズンが僕にとってプロテニス選手としての最後の年になることをお知らせしたいと思います。自分の情熱を職業に変える機会を得られたことは、21年間のキャリアの中で、試合の一瞬一瞬すべてで大切にしてきた特権でした。このスポーツは僕にとって何よりも大切なものですが、2026年シーズンの終わりに引退するという決断には、非常に満ち足りた気持ちでいます」
「何よりも、感謝の気持ちで胸がいっぱいです。その感謝を伝えたい人がたくさんいます。僕の妻エリナへ。僕の愛であり、インスピレーションであり、支えであり、そして彼女自身も素晴らしいプレーヤーです。娘のスカイへ。僕の毎日に深い愛、意味、喜びをもたらしてくれてありがとう。兄のダリル、姉のロディとメーリーへ。困難な時に支えてくれ、良い時を共に祝ってくれてありがとう。親友や愛する人たちへ。スタンドで見守る皆の顔が、最も重要な瞬間に勇気を与えてくれました。長年のエージェント、ニコラへ。君のサポートと友情があったからこそ、最高の時も最低の時も乗り越えられました。これまで僕を信じてくれたコーチやチームメンバーへ。パリのひょろ長い少年を信じ、僕の才能を想像以上に育ててくれてありがとう。リアルでもテレビ画面越しでも、『アレー、ガエル!』と応援してくれたすべての人へ。皆さんのエネルギーと愛は、僕にとって本当にすべてです。フランステニス連盟へ。変わらぬサポートをありがとう。ジョー-ウィルフリード・ツォンガ、ジル・シモン、リシャール・ガスケへ。僕の三銃士であり、生涯の親友。そして何より両親へ。もし2人がいなければ、ここまで来ることは不可能、いや考えられもしなかったでしょう。パパ、ママ、僕たちはここまで来ることができたよ」
「キャリアの中でグランドスラムを優勝したことは1度もありません。来年、それを達成できると期待しているふりはしません。『勝てたはず、やるべきだった…』知っている人なら分かる通り、僕はそんな考え方をしたことがなく、正直言って今さら始めるには年を取りすぎています。人生は短いのです。後悔はありません。ただ、僕はとても幸運だったという感覚があります。信じられないくらい、馬鹿みたいに幸運でした。テニス黄金期にプレーでき、歴史的な偉大な選手たちと共に戦えたのです。フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレー。伝説の選手に挑む負け試合でさえ、壮大に感じられます。(もちろん時々の勝利は本当に最高に興奮しましたが)」
「すでに新しい世代の選手たちが登場しており、彼らがこれからコートで過ごす時間を、僕がこの20年間楽しんできたように楽しんでくれることを願っています。父親っぽく聞こえるかもしれませんが(実際私は父親です)、本当に時間はあっという間に過ぎていきます」
「『ラモンフ』と呼ばれるほか、キャリアを通して『ショーマン』とも呼ばれてきましたが、皆さんに知ってほしいのは、これは決して観客のためだけのショーではなかったということです。目にするのは、あふれる喜び、純粋な喜びです。コートでの僕の情熱と楽しさは本物で、そのエネルギーは試合ごとに僕を活気づけます。観客が“ショー”と感じるのは、そのエネルギーが観客全員を通じ、また僕のプレーに返ってくるからだと思います。完全な興奮と喜びの循環です」
「何かをこれほど愛していると、別れを告げるのに良いタイミングなどありません。しかし、40歳は僕にとってそのタイミングです。もちろん、引退前にもう1つタイトルを獲ることができたら本当に素晴らしいでしょう。しかし正直なところ、来年の唯一の本当の目標はシンプルです。1分1秒を楽しみ、すべての試合を最後の試合のようにプレーすること」
「愛と感謝を込めて。ガエル・モンフィス」
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