元世界ランク1位の
B・ボルグ(スウェーデン)は近日発売の著書『Heartbeats: A Memoir(ハートビーツ:回顧録)』の中で、前立腺がんと診断され、手術を受けていたことを告白した。
現在69歳のボルグは、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)5連覇や6度の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)優勝を含むツアー通算66勝を誇り、1993年に現役を引退した名選手。
そんな数々の偉業を残してきたボルグだが、近日発売の著書『Heartbeats: A Memoir(ハートビーツ:回顧録)』の中で、前立腺がんと診断され、手術を受けていたことを告白した。
ATPの公式サイトに掲載されたコメントで、ボルグはこう語っている。
「私はずっと検査を受けてきた。2023年に再び検査をした時、医師に『あまり良くない状態だ。手術が必要だ』と言われたんだ。『本当に必要なのか?』と尋ねたら、『そうだ』と答えられた。精神的にとても辛かった。癌が全身に広がっているのかも分からなかった」
昨年には手術を受け、現在は寛解している。ただし、医師からは「体にまだ眠っているがん細胞がある」と告げられているという。
「これから先も闘いは続くだろう。大丈夫かもしれないし、そうでないかもしれない。だから半年ごとに検査を受けている。2週間前の検査では問題なかった。今は大丈夫だが、1日1日、年ごとに生きている、そんな感じなんだ」
また、ボルグは病と向き合う心境についても率直に言葉を残している。
「これは受け入れて生きていくしかない。未来のことは分からないけれど、希望を持っているよ」
近年は、2017年から2024年までレーバーカップでチーム・ヨーロッパのキャプテンを務めるなど、テニス界に積極的に関わってきた。今年はウィンブルドンを訪れ、自身が1976年から1980年にかけて5連覇を成し遂げた舞台に姿を見せている。
最後にボルグは、「毎年、多くの人が前立腺がんで亡くなっている。だから、できるなら検査を受けてほしい」とコメントし、検診の大切さを強調した。
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