男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)は5日、シングルス3回戦が行われ、第2シードの
A・マレー(英国)が第16シードの
D・ゴファン(ベルギー)を6-1, 6-0のストレートで下し、53分でベスト8進出を決めた。
>>パリ・マスターズ対戦表<<この試合、マレーは自身のサービスゲームではわずか8ポイントしかゴファンに許さず、ゴファンのサービスを5度もブレークする圧勝だった。
今月終盤のデビスカップ決勝戦でもゴファンと対戦するマレーは「デビスカップ前に彼(ゴファン)と戦う機会に恵まれて、彼のテニスやショットのスピードを確かめられたのは良かった。どこからがミスが多いとか、どんなプレーが得意かなども見れた。」
「明らかにこの試合結果は前向きに捉えられる。精神的に前向きになれる勝利になったと思う。」とマレーはこの試合が持つ意味の大きさを感じていた。
11月27日から29日にかけて行われるデビスカップ決勝戦で、ベルギーがイギリスを迎えて対戦する。ベルギーのエース ゴファンとイギリスのエース マレーは、その決勝戦での対決が優勝への鍵となる。
ゴファンは「今日は何もすることが出来なかった。とても疲れていたし、体はコートにいたけど、中身は空っぽだったように感じていた。」と万全の状態からはかけ離れていたと語っていた。
今大会の試合は、インドアのハードコートで行われているが、デビスカップ決勝戦では大会開催地の国にサーフェスの選択権があるため、ベルギーはマレーが苦手とするクレーコートを選択している。
マレーは「クレーはこれまでも自分が最も成績を残せていないコートであるのは明らか。でも今は、そのクレーでも良いプレーが出来ると感じている。」とクレーコートへの現在の気持ちをコメントしていた。
「そのコートがどれくらい速いかはまだ分からない。もし速めのクレーコートなら、それは自分のサービスに良い影響が出ると思うし、もし遅いコートなら色んなボールに追い付けるから、それはそれで自分に有利だと感じる。いずれにせよ自信がある。」
(STATS - AP)
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