男子テニスのマスターズ大会、マイアミ・オープン男子(アメリカ/マイアミ、ハード、賞金総額5,381,235ドル、優勝賞金900,400ドル)は1日、シングルス準々決勝が行われ、第3シードの
A・マレー(英国)が世界ランク52位で21歳の
D・ティエム(オーストリア)を3-6, 6-4, 6-1の逆転で下し、2年ぶり4度目のベスト4進出を決めた。
この試合マレーは6度のサービスエースを決め、ファーストサービスが入った時81パーセントの確率でポイントを獲得し、4度のブレークに成功し1時間44分で勝利した。
第1セット、マレーは1度のブレークを許しこのセットを落とすが、第2セットで立て直し追いつく。
ファイナルセットでは完璧なプレーをみせ、マレーはサービスゲームでわずか3ポイントしか落とさず、ベスト4進出を決めた。
両者は2度目の対戦となり、マレーはティエムに2勝0敗とした。
同大会2009、2013年優勝のマレーは準決勝で第8シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)と
J・モナコ(アルゼンチン)の勝者と対戦する。
今シーズンマレーは全豪オープン準優勝が最高成績とし、先日行われたBNPパリバ・オープンに続きマスターズ2大会連続ベスト4進出とした。
《マレー 全豪オープン準優勝》惜しくも敗れたティエムはマスターズ初のベスト8進出。2014年はランキングを130位台から始め、昨年4月に行われたムチュア・マドリッド・オープンでは予選から勝ち上がり、本戦2回戦で
S・ワウリンカ(スイス)を破る金星を上げ一躍注目を集め、全米オープンでは
E・ガルビス(ラトビア)、
F・ロペス(スペイン)らを破り4回戦進出を果たし、9月には自己最高位36位を記録した。
次世代のトップ10選手候補と言われ、今後の活躍に期待が集まる。
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