男子テニスツアーのブリスベン国際男子(オーストラリア/ブリスベン、ハード、賞金総額494,310ドル/優勝賞金8万ドル)は11日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
R・フェデラー(スイス)が第3シードの
M・ラオニチ(カナダ)を6-4, 6-7 (2-7), 6-4のフルセットの末に下し、大会初で今季初のタイトル獲得、さらにこの試合に勝利したことにより、フェデラーはキャリア通算1000勝を達成した。
両者は今回が9度目の対戦となり、フェデラーはラオニチとの対戦成績を8勝1敗と大きくリードした。
この試合、フェデラーはラオニチに14本のサービスエースを決められるも、それを上回る21本のサービスエースを決め、ファーストサービスが入った時に79パーセントの確率でポイントを獲得した。
さらに、ラオニチに第2セットで1度ブレークを許すも、各セット1度ずつブレークに成功し、2時間13分で優勝を飾った。
フェデラーは今大会、初戦となる2回戦でJ・ミルマン(オーストラリア)と対戦し、今季初の試合で苦戦を強いられるも、フルセットの末に勝利。準々決勝では主催者推薦枠の
J・ダックワース(オーストラリア)をわずか40分で退けてベスト4進出を決めており、準決勝でも第4シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)を53分で下す強さを見せた。
《フェデラー 53分で2年連続決勝》昨年の同大会では、決勝で
L・ヒューイット(オーストラリア)にフルセットの末に敗れ、大会初の優勝を逃しており、今回はラオニチを2時間を超えるフルセットの末に下し、大会初の優勝を決めた。
《昨年同大会の記事はこちら》また、今回勝利したことによりフェデラーは、キャリア通算1000勝を達成。これは
J・コナーズ(アメリカ)の1253勝と
I・レンドル(アメリカ)の1071勝に次ぐ歴代3人目の快挙となる。
一方、フェデラーに敗れて準優勝となったラオニチは、準決勝での
錦織圭(日本)との試合では、サービスエースを今大会最多の34本決めていたが、決勝では14本。ファーストサービスが入った確率も下がっており、得意のサービスの調子を落としていた。
今大会でラオニチは、初戦となる2回戦で
M・ククシュキン(カザフスタン)、準々決勝で
S・グロス(オーストラリア)を下した。準決勝では第2シードの錦織と対戦し、3度のタイブレークと激闘の末に勝利して大会初の決勝に駒を進めた。今回は大会初の優勝を狙うも、フェデラーに敗れて準優勝となった。
《錦織 善戦するもラオニチに惜敗》
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