男子テニスツアーのブリスベン国際男子(オーストラリア/ブリスベン、ハード)は5日、シングルス決勝が行われ、
L・ヒューイット(オーストラリア)が第1シードの
R・フェデラー(スイス)との元王者対決を6-1, 4-6, 6-3のフルセットで制し、約3年半ぶりにタイトルを獲得すると同時に、キャリア通算29度目の優勝を飾った。ノーシードのヒューイットは準決勝で第2シードの
錦織圭(日本)を破っていた。
決勝戦、ヒューイットはフェデラーに13本のサービスエースを決められるも、11度のブレークチャンスから4度のブレークに成功し、2時間7分で優勝を決めた。ヒューイットは試合を通してファーストサーブが入った時に80パーセントの高い確率でポイントを獲得した。
今回の対戦でヒューイットはフェデラーとの対戦成績を9勝18敗とした。
今大会にノーシードで出場したヒューイットは、1回戦で予選勝者のT・コッキナス(オーストリア)、2回戦で第6シードの
F・ロペス(スペイン)、準々決勝で予選勝者のM・コピル(ルーマニア)、準決勝では第2シードの錦織を下し、フェデラーとの決勝戦へ駒を進めていた。
32歳のヒューイットはグランドスラムで2001年の全米オープンと2002年のウィンブルドンで優勝を飾っている。ヒューイットが3年半前に優勝したのは2010年6月に行われたゲリー・ウェバー・オープンで、その時の決勝の相手もフェデラーだった。
一方、敗れたフェデラーはヒューイットの決勝で10度のブレークチャンスを迎えるも、ブレークした数はわずか1だった。
フェデラーはこれまで通算77のタイトルを獲得しており、今大会では78度目の優勝を狙っていた。また
N・マウー(フランス)とのダブルスにも出場したが、準決勝で敗れた。
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