男子テニスツアーのブリスベン国際男子(オーストラリア/ブリスベン、ハード、賞金総額494,310ドル/優勝賞金8万ドル)は8日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
R・フェデラー(スイス)が主催者推薦枠で出場のJ・ミルマン(オーストラリア)を4-6, 6-4, 6-3の逆転で下し、2015年のシーズン初戦を勝利で飾った。
《フェデラー 今季初戦は白星》世界ランク2位のフェデラーは、不安定な立ち上がりで第1セットを奪われ、第2セットも先にブレークを許す苦しい展開ながら徐々に調子を上げ、2時間1分の逆転でミルマンを退けた。
「驚くほど汗をかいてしまった。多くのプレッシャーの中での試合だった。第2セットはちょっとラッキーだったけど、彼(ミルマン)は本当に素晴らしいプレーをしていた。」
第1セットの第1ゲームでフェデラーはミルマンから4度のブレークポイントを握りながらも取りきれず、そのピンチを切り抜けたミルマンは調子を上げて行った。そのセットの第10ゲームでこの試合初めてのブレークを許したフェデラーは、そのセットをミルマンに先取されてしまった。
地元ファンの声援を味方につけたミルマンは、第2セットの第4ゲームでもフェデラーからブレークに成功するとゲームカウント3ー1とリードを奪った。しかしフェデラーは次のゲームですぐにブレークバックに成功すると、徐々に流れはフェデラーへと傾いて行った。
「シーズン最初の試合では特に、何が起こるか予測がつかない。今日の苦しい展開は、ミルマンの好プレーに値するもの。」とフェデラーは、ミルマンのこの日のテニスを素直に称賛していた。
フェデラーは準々決勝で、再び地元オーストラリアから主催者推薦で出場の
J・ダックワース(オーストラリア)と対戦する。ダックワースはこの日、
J・ニエミネン(フィンランド)を4-6, 7-6 (7-5), 6-3で下しての勝ち上がり。
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