男子テニスツアーのブリスベン国際男子(オーストラリア/ブリスベン、ハード、賞金総額494,310ドル/優勝賞金8万ドル)は9日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
錦織圭(日本)が
B・トミック(オーストラリア)を6-0, 6-4のストレートで下し、同大会3年連続ベスト4進出を決めた。
両者は今回が2度目の対戦となり、錦織はトミックとの対戦成績を2勝0敗とした。両者が最初に対戦したのは2012年7月に行われたロンドンオリンピックで、その時は錦織が2度のタイブレークの末に勝利をおさめた。
この試合、第1セットで錦織はストローク戦でコートの中に入って早い展開で積極的に攻め、左右に揺さぶるストロークで試合の主導権を終始握り、3度のブレークに成功。第1セットをわずか20分で先取した。その後、ファーストサービスの調子が少し落ちるも圧巻のプレーでトミックを退けた。
大会初の決勝進出をかけて錦織は、準決勝で第3シードの
M・ラオニチ(カナダ)と対戦する。
錦織とラオニチは過去に5度対戦しており、対戦成績は4勝1敗と錦織がリードしている。
錦織は過去同大会に4度出場しており、今回が5度目の出場。同大会の最高成績は2013年と2014年のベスト4で、2013年の準決勝は
A・マレー(英国)に、2014年の準決勝は
L・ヒューイット(オーストラリア)といずれもその年の優勝者に敗れて決勝を逃した。今回は3年連続での準決勝進出を果たした。
《昨年同大会の記事はこちら》また、錦織は今大会のダブルスに
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)と組んで出場しており、同日行われるダブルス準決勝で主催者推薦枠の
G・ディミトロフ(ブルガリア)/
T・コキナキス(オーストラリア)組と対戦する。
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