男子テニスツアーのブリスベン国際男子(オーストラリア/ブリスベン、ハード、賞金総額494,310ドル/優勝賞金8万ドル)は7日、シングルス2回戦が行われ、第2シードの
錦織圭(日本)が
S・ジョンソン(アメリカ)を6-4, 7-5のストレートで下し、3年連続ベスト8進出を決め、シングルスでは今季初の勝利を飾った。
両者は今回が2度目の対戦となり、錦織はジョンソンとの対戦成績を2勝0敗とした。
ジョンソンのサービスゲームから始まった第1セット、序盤は両者サービスゲームキープとなるも、第7ゲームでジョンソンがバックをネットにかけ、錦織がこの試合初めてのブレークに成功、ゲームカウント4-3とする。
ジョンソンのサービスに圧倒されるも、錦織は自身のサービスゲームをキープし、ゲームカウント6-4で第1セットを先取した。
第2セットでも錦織は、ジョンソンの角度あるサービスで圧倒される。第4ゲームで錦織は、30-15の場面でバックハンドのチャンスボールをアウトして30-30に。その後デュースに持ち込まれ2度のブレークチャンスを与えるも、それをしのいでキープに成功。
その後も両者サービスキープが続くが、錦織は第11ゲームでこの試合2度目のブレークに成功。
サービングフォーザ・マッチとなった錦織は、40-0のトリプルマッチポイントからダブルフォルト、フォアハンドのミス、そしてジョンソンにトップスピンロブを決められデュースに持ち込まれた。しかし、最後は4度目のマッチポイントでジョンソンのフォアがアウトし、1時間20分でジョンソンとの同世代対決をものにした。
準々決勝で錦織は、
B・トミック(オーストラリア)と主催者推薦枠の
T・コキナキス(オーストラリア)の勝者と対戦する。
世界ランク5位の錦織は今大会のダブルスに
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)と組んで出場しており、1回戦で第2シードの
R・ボパンナ(インド)/
D・ネスター(カナダ)組を破って、錦織にとって今季初となった試合を勝利で飾った。
《錦織 複で今季初勝利あげる》この後錦織は、同日の日本時間14時半(現地時間15時半)以降に行われる男子ダブルス準々決勝にも登場。
C・グシオネ(オーストラリア)と
L・ヒューイット(オーストラリア)の地元ペアと対戦する。
《錦織 本日単複共に登場》錦織は過去同大会のシングルスで、2013年と2014年にベスト4を進出しており、その時の成績が同大会での最高成績となっている。2013年はドルゴポロフに、2014年は
M・チリッチ(クロアチア)に勝利してベスト4進出を決めた。
この大会後、錦織はエキシビション大会のクーヨン・クラシックに出場予定で、その後19日から開催される今季初のグランドスラムである全豪オープンに臨む。
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