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鍋島 「マッケンローからお祝い」

実況でお馴染みのフリーアナウンサー鍋島昭茂氏がtennis365.netの独占インタビューに応じた。

【鍋島昭茂 独占インタビュー】

-Q.最初の実況は何でしたか?
M・ヒンギス(スイス)の試合でした。ヒンギスの相手の好プレーを称えるしぐさと、ラリーを展開し、最後はダウンザラインでポイントを取るチェスのようなプレーに魅力を感じました。
そしてヒンギスのカリスマ性、華やかさは素晴らしかったですね。

-Q.テニスの実況をするようになった経緯は?
岡山でアナウンサーを10年半していたのを辞めて、何も決めずに東京に出てきました。プロ野球の2軍のオールスター戦の実況のアルバイトをした時にGAORAさんの下請けのプロデューサーの方から声をかけて頂いて、当時は松岡修造(日本)さん、クルム伊達公子(日本)さん、杉山愛(日本)さん、A・アガシ(アメリカ)、P・サンプラス(アメリカ)くらいしか知りませんでしたので猛勉強してヒンギス戦に臨みました。

当時はテニス雑誌が5誌あって全て読みました。今は3誌になってしまいましたが読み続けています。なので99年くらいから全て持っていますね。そしてなるべく技術的な部分は読まないようにして、それは解説者の方からいつも新鮮な気持ちで聞きたいからです。

-Q.実況していて良かったことは?
一番見やすい特等席で、隣にいる専門家に質問できる状況というのは幸せですね。錦織圭(日本)選手が活躍した全米オープンの時も幸せな瞬間があったかもしれません。

後は現地にいないと分からない会見やインタビューだったり、練習などを伝えられるよう心がけています。

-Q.北海道日本ハムファイターズが好きなんですね?
昔巨人に高橋一三選手という投手がいてその方の大ファンでした。それで張本勲選手とトレードがあってそこから(当時)日本ハムファイターズのファンになりました。小中学生時代に後楽園球場におこづかいで試合を観に行きました。予告先発など無かったので自分で予測して見に行きましたね。野球少年でいつも高橋選手の背番号21番と18番をつけていました。

なので日ハム戦はいつ実況の仕事がきても大丈夫です(笑)。

-Q.実況していた中で苦労したことなどありますか?
苦労などは特にないですね。いつも楽しみながらやっています。実況で言えば解説者とのコンビネーションというのを常に考えます。そこで本来解説者が話すべき事を先に話してしまったりすると反省します。
解説者の個性をいかに引き出せるかを考えます。

-Q.事前打ち合わせはするのですか?
ディレクターと、解説者の3人で見どころなどの打ち合わせをします。そこで意思統一をします。ここで解説の展開などを組み立てます。

-Q.エピソードや裏話などはありますか?
全米オープンの時、放送では言わなかったのですが、錦織選手がN・ジョコビッチ(セルビア)に勝った時にJ・マッケンロー(アメリカ)さんやフランスの放送局の方々がWOWOWの放送ブースにお祝いを言いに来てくれたことは嬉しいハプニングでした。

-Q.理想の実況というのは?
実況というのは刺身で言うとツマだと思います。極論をいうと一言も発する必要が無いと思います。選手のプレーと場内の音だけでいいのだと思います。しかしより知ってもらうためには選手のデータやこれまでの勝ち上がりなどの情報を提供する、解説者は選手のプレーを解説することが大事だと思います。

ここを聞いてもらいたいというのは無いですね、試合の邪魔にならない程度に話すので。選手は尊敬にあたりますし。自分の実況を聞いてもらうというよりはテニスを楽しんでくださいとしか言えないですね。自分が目立ってはいけないんですが目立ってしまうことがあるんですよね(笑)。後は解説者の方が話しきって満足そうな顔を見ると嬉しいですね。

全米オープンの決勝ではフェアに実況出来たと思います。来年の全豪オープンからは地上波放送が始まるそうですが、よりテニスファンが増えてくれる事は非常に嬉しく思います。でも、コアな方はWOWOWとGAORAスポーツを是非ご覧下さい。錦織選手のみならず、テニスそのものの楽しさ、素晴らしさを今まで以上に伝えられるよう私達も努力していきますので。

《鍋島昭茂 独占インタビュー①》

《鍋島昭茂 独占インタビュー②》


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