男子テニスツアーのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、ハード、賞金総額約59万ユーロ/優勝賞金約9万4千ユーロ)は17日、シングルス準々決勝が行われ、昨年7月に血液検査を拒否したことが原因で12ヶ月の出場停止を命じられ、今年の7月にツアー復帰を果たした元世界ランク12位の
V・トロイキ(セルビア)が
T・ベルッチ(ブラジル)を7-6 (7-4), 6-7 (2-7), 6-2の接戦の末に下し、初のベスト4進出を決めた。
《トロイキ出場停止の記事はこちら》両者は今回が3度目の対戦となり、トロイキはベルッチとの対戦成績を3勝0敗とした。
この試合、トロイキは6度のダブルフォルトを犯すも、ファーストサービスが入った時に86パーセントと高い確率でポイントを獲得し、ベルッチのサービスゲームを5度ブレークに成功して2時間27分で勝利をものにした。
準決勝でトロイキは、第2シードの
A・マレー(英国)と対戦する。
今年7月に出場停止から復帰したトロイキは、出場停止によりランクが847位まで落ちたが、復帰後はチャレンジャー大会で2度の優勝をおさめ、先月行われたシンセン・オープンでは2回戦で
D・フェレール(スペイン)を下してベスト8進出を決めた。そしてランクを徐々に上げていき、現在127位にまでランクアップした。
《フェレールに勝利した記事はこちら》そして今回は予選を勝ち抜き本戦入りを果たし、準々決勝でベルッチを下して初のベスト4進出を決めた。
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