ATPが統括するシニア大会のチャンピオンズ・ツアーであるラ・グランデ・スフィーダ(イタリア/ジェノバ&ミラノ)へ出場するためにイタリア入りした単複で元世界ランク1位の
J・マッケンロー(アメリカ)はコーチ業について「3人(
I・レンドル(アメリカ)、
G・イバニセビッチ(クロアチア)、
M・チャン(アメリカ))は良くやっているよ。ここにいる中で自分だけがそうじゃない。何故か分からないけど、不可能ではないんだ。でも誰も自分に頼みに来る様子がないのさ。どうしてだろうね。」と、ジョークを交えて語った。
イバニセビッチは現在
M・チリッチ(クロアチア)のコーチをしており、先日行われた全米オープンではチリッチの初優勝へ導き、その決勝戦でチリッチは
錦織圭(日本)を下していたが、その錦織のコーチにはチャンが就いている。
マッケンローは、世界ランク19位の
F・フォニュイーニ(イタリア)のコーチをするべきかもとも加えた。フォニュイーニは今年のウィンブルドンでは、スポーツマンらしからぬ行為で罰金を科され、先週行われた上海マスターズでも彼の取ったジェスチャーが不適切だったと罰金を科されていた。
《フォニュイーニ ウィンブルドンで罰金》《フォニュイーニ 上海マスターズで罰金》コート上での激しいパフォーマンスで現役時代から現在に至るまで観客を沸かせているマッケンローは、イバニセビッチと共に、フォニュイーニが彼等のスタイルを引き継いでくれる選手であると笑いながら語り合っていた。
レンドル、マッケンロー、イバニセビッチ、チャンの4人が出場するシニア大会であるラ・グランデ・スフィーダは、17日にジェノバで準決勝を行い、18日にはミラノで準決勝の敗者同士で3位決定戦が、そして勝者同士で決定戦が行われる。
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