男子テニスツアーのクレムリンカップ男子(ロシア/モスクワ、ハード、賞金総額約86万ドル/優勝賞金約14万ドル)は17日、シングルス準々決勝が行われ、今年の全米オープン決勝で
錦織圭(日本)に勝利してグランドスラム初優勝を飾った第2シードの
M・チリッチ(クロアチア)が元世界ランク5位で第6シードの
T・ロブレド(スペイン)を6-3, 6-3のストレートで下し、大会初のベスト4進出を決めた。
両者は今回が7度目の対戦となり、チリッチはロブレドとの対戦成績を4勝3敗と勝ち越した。
この試合、チリッチは10本のサービスを決め、ファーストサービスが入った時に82パーセントと高い確率でポイントを獲得した。さらに、ロブレドのサービスゲームを第1セットで1度、第2セットで3度ブレークに成功して1時間17分で勝利をおさめた。
準決勝でチリッチは、
M・ククシュキン(カザフスタン)と対戦する。
過去同大会でチリッチは、2007年に予選を勝ち抜き本戦に出場。本戦では2回戦で
P・コールシュライバー(ドイツ)に敗れてベスト8入りを逃した。今回は大会初のベスト4進出を決めた。
今年の全米オープン決勝で、錦織を下してグランドスラム初のタイトルを獲得したチリッチは、その後チャイナ・オープン男子の準々決勝で
A・マレー(英国)に敗れてベスト4進出を逃し、上海マスターズでは1回戦で
I・カルロビッチ(クロアチア)に敗れて初戦敗退を喫しており、思い通りの成績を残せていない。
《チリッチ「良くなってきている」》一方、敗れたロブレドは、先月行われたシンセン・オープンの決勝でマレーに敗れるも準優勝を飾った。
過去同大会では2002年に1度出場していたが、1回戦で敗れている。
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