11月17日に、東京・有明コロシアムで、東日本大震災チャリティーテニス「日清食品 ドリームテニスARIAKE」が開催された。3回目を迎えた今回は、
錦織圭(日本)、
松岡修造(日本)、
鈴木貴男(日本)、
国枝慎吾(日本)といったお馴染みのメンバーに加え、
森田あゆみ(日本)、
奈良くるみ(日本)、
土居美咲(日本)、
石津幸恵(日本)、
内田海智(日本)、
ダニエル太郎(日本)が初参加した。そして、海外からは、あの往年の名選手
J・マッケンロー(アメリカ)が久しぶりに来日した。
錦織とマッケンローは、ドリームシングルスのエキシビションマッチを行ったが、54歳とは思えないようなマッケンローの躍動するサーブ&ボレーやキレのあるスライスに、錦織はプレー中に何度も驚嘆し、拍手を送った。
「(マッケンローの)サーブが全然読めなかった。リターンもライジングで、すごい球が返って来て、やりながらびっくりしましたけど、楽しんでやれました。自分にできることと言えば、テニスを通じて、人々と触れ合うことだと思う。被災地にエールを送ったり、見ている人に少しでも楽しんでもらえるような気持ちになってもらえれば嬉しいです」(錦織)
また、チーム・マッケンロー対チーム・SHUZOの団体戦も行われ、有明に詰め掛けた1万人の観客を、名プレーや珍プレーで沸かせた。
「チャリティーに参加できて非常に嬉しい。観客もエネルギッシュで、反応も良かった。それに、こんな大勢の観客の前でプレーするのはあまりないので、とても気持ちよくプレーができた。世界中の人達が、被災地の皆さんのことを忘れていません。皆さんに手を差し伸べて、助けたいと思っていることを忘れないでほしい」(マッケンロー)
なお、本大会の収益の一部は、被災地のテニス協会を通じて、東日本大震災の復興事業に充てられる。復興への道のりや原発問題の解決は、まだまだ時間を要することだが、来年以降も、引き続き「ドリームテニスARIAKE」が継続されることを願いたい。
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