テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)に過去11年の世界ランクで最も低い7位で出場する
R・フェデラー(スイス)は自身14度目の全米オープンに臨むが、フェデラーがいつまで現役を続けるかについて様々な憶測が飛び交う。
過去17度のグランドスラムタイトルを誇るフェデラーは、今年ウィンブルドンでの2回戦敗退を含め、すでに11敗しており、グランドスラムでのベスト8以上の連続記録も36で途切れる事となった。
そんな不調を止めるためフェデラーはウィンブルドンでの敗退の後、クレーコートでの大会にも2大会出場し、また今まで使用していた90平方インチのラケットではなく、98平方インチのラケットを使用するなどの試みもみせた。
これまでの全米オープンでフェデラーは5度のタイトルを獲得しているが、最後に決勝に進出したのは2009年にさかのぼり、その際は
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)にフルセットで敗れた。
しかし、フェデラーは先週行われたW&Sマスターズ大会で優勝した
R・ナダル(スペイン)から第1セットを先取するプレーをみせており、また今年悩まされてきた腰痛も改善しつつある事から、自身がグランドスラムでの優勝候補であると自信を覗かせている。
「精神的にも、肉体的にも、良い状態にあるという事は自分でよくわかっている。今は良い傾向にあると思う。」
フェデラーは1回戦で
G・ゼミヤ(スロベニア)と対戦する。
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