男子テニスツアーのマスターズ大会であるロジャーズ・カップ男子（カナダ/モントリオール、ハード）は８日、シングルス３回戦が行われ、第６シードのＪ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）は第１１シードで地元の期待を背負う第１１シードのＭ・ラオニチ（カナダ）に5-7, 4-6のストレートで敗れた。
この試合、第２セットの第８ゲームでデル=ポトロが握ったブレークポイント時に、ラオニチがネットを触ってしまうプレーがあったにも関わらず、そのポイントはラオニチに渡ってしまった。
ブレーク出来なかったデル=ポトロは、自身のツイッターで「試合に負けた後、憤慨している。第２セットの終盤の事は、誰もが何が起きたか見ていたはずさ。」と、怒りが収まらない様子だった。
ラオニチも「審判が見ていなくて、本当に幸運だった。自分にとってはラッキーで、彼（デル=ポトロ）にとってはアンラッキーだったと思う。ラインコールに不満を持ったけど、もうチャレンジが残っていない時と同じようなものかな。あんな大切なポイントで、あんな形でポイントを取るのは、ちょっと辛いものだね。」と、本人も認めていた。
これで２年連続ベスト８進出を果たしたラオニチは、第２シードのＡ・マレー（英国）に勝利したＥ・ガルビス（ラトビア）と準々決勝で対戦する。
この日行なわれた試合結果は以下の通り。
○Ｒ・ナダル（スペイン）(4) vs. ●Ｊ・ヤノヴィッツ（ポーランド）(15), 7-6 (8-6), 6-4
●Ｂ・ペール（フランス） vs. ○Ｍ・マトセビッチ（オーストラリア）, 6-7 (7-9), 7-6 (12-10), 3-6
●Ａ・マレー(2) vs. ○Ｅ・ガルビス, 4-6, 3-6
●Ｔ・ベルディフ（チェコ共和国）(5) vs. ○Ｖ・ポスピシル（カナダ）, 5-7, 6-2, 6-7 (5-7)
○Ｎ・ダビデンコ（ロシア） vs. ●Ａ・ボゴモロフJR（ロシア）, 6-4, 6-3
●Ｊ・Ｍ・デル=ポトロ(6) vs. ○Ｍ・ラオニチ(11), 5-7, 4-6
○Ｒ・ガスケ（フランス）(7) vs. ●錦織圭（日本）(9), 1-6, 6-3, 6-3
○Ｎ・ジョコビッチ（セルビア）(1) vs. ●Ｄ・イストミン（ウズベキスタン）, 2-6, 6-4, 6-4
《ロジャーズ・カップ男子 対戦表》
■関連記事■
《ナダルとジョコビッチに不仲説》
《錦織圭、ベスト８進出と世界トップ１０入り逃す＜ロジャーズ・カップ男子＞》
《「信じられないような試合」で王者に敗れたデル=ポトロ「やっぱり悲しい」＜ウィンブルドン＞》
《トップ１０へ前進の錦織、リベンジ果たし「嬉しい」＜ロジャーズ・カップ男子＞》
《マレー、全米連覇へ切り替える＜ロジャーズ・カップ男子＞》
■関連動画■
《フェデラーが黒塗りラケットで再始動！ATP男子ツアーマガジン Vol.181》
《77年ぶり地元優勝を果たした歓喜のマレーを特集！ATP男子ツアーマガジン Vol.180》
《歴史に残るウィンブルドン決勝を振り返る！！ATP男子ツアーマガジン Vol.179》
《フェデラーが語った、ウィンブルドンで学んだこと！ATP男子ツアーマガジンVol.177》
（2013年8月9日16時22分）
錦織撃破のポール「彼はトップレベル」 
