男子テニスで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)と同4位の
R・ナダル(スペイン)の2人の良好な関係が、ある時点から崩れ始めたという不仲説が出ている。
この不仲説はジョコビッチの父親から出てきたもので、あるインタビューで父親はジョコビッチがナダルに勝ち始めたあたりから、ナダルのジョコビッチに対する態度が変わってきたと述べている。
これに対して、今週ナダルは次のように反論を展開した。
「ノヴァーク(ジョコビッチ)との関係はこれまでも良好だったし、今でもそうさ。」
また、ナダルはジョコビッチとの関係は2人のテニス選手の間の関係であり、ジョコビッチの父親には関係のない話と語っている。
「僕たちの関係が良好かどうか知りたいのであれば、彼(ジョコビッチの父親)は自分の息子に聞いてみればわかる事。」
しかし、これはナダルの個人的な意見であり、実際にジョコビッチがナダルに勝ち始めてからナダルの態度が変わったかどうかは双方の意見を聞いてみる必要がある。
今季、ナダルは全豪オープンを欠場したが、全仏オープンでは左膝の故障を乗り越え見事優勝。しかし、続くウィンブルドンではグランドスラム初の初戦敗退を喫した。
一方のジョコビッチは、全仏オープン準決勝でナダルに4時間37分の激闘に末に敗れた。その後、ウィンブルドンでは決勝まで勝ち進み
A・マレー(英国)に敗れるも準優勝を飾った。
両者の対戦成績は、20勝15敗とナダルが勝ち越している。
【ラファエル・ナダル vs ノヴァーク・ジョコビッチ 過去の対戦成績】※2011年以降から抜粋
【2013年 全仏オープン 準決勝】
ナダル ○-× ジョコビッチ 6-4, 3-6, 6-1, 6-7 (3-7), 9-7
【2013年 モンテカルロ・マスターズ 決勝】
ジョコビッチ ○-× ナダル 6-2, 7-6 (7-1)
【2012年 全仏オープン 決勝】
ナダル ○-× ジョコビッチ 6-4, 6-3, 2-6, 7-5
【2012年 BNLイタリア国際男子 決勝】
ナダル ○-× ジョコビッチ 7-5, 6-3
【2012年 モンテカルロ・マスターズ 決勝】
ナダル ○-× ジョコビッチ 6-3, 6-1
【2012年 全豪オープン 決勝】
ジョコビッチ ○-× ナダル 5-7, 6-4, 6-2, 6-7 (5-7), 7-5
【2011年 全米オープン 決勝】
ジョコビッチ ○-× ナダル 6-2, 6-4, 6-7 (3-7), 6-1
【2011年 ウィンブルドン 決勝】
ジョコビッチ ○-× ナダル 6-4, 6-1, 1-6, 6-3
【2011年 BNLイタリア国際男子 決勝】
ジョコビッチ ○-× ナダル 6-4, 6-4
【2011年 ムチュア・マドリッド・オープン 決勝】
ジョコビッチ ○-× ナダル 7-5, 6-4
【2011年 ソニー・エリクソン・オープン男子 決勝】
ジョコビッチ ○-× ナダル 4-6, 6-3, 7-6 (7-4)
【2011年 BNPパリバ・オープン男子 決勝】
ジョコビッチ ○-× ナダル 4-6, 6-3, 6-2
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