男子テニスツアーのマスターズ大会であるロジャーズ・カップ男子(カナダ/モントリオール、ハード)は6日、シングルス2回戦が行われ、第9シードの
錦織圭(日本)が
A・セッピ(イタリア)を4-6, 7-5, 6-1の逆転で下し、3回戦へ駒を進めた。両者は今年のウィンブルドン3回戦で対戦し、錦織はセッピにフルセットで敗れ大会初のベスト16進出を逃していたが、今回はリベンジを果たした結果となった。
2回戦、錦織は第1セットを落とすも、試合を通してファーストサーブが入った時に73パーセントの確率でポイントを獲得した。さらに、セッピのサービスゲームで10度のブレークチャンスから4度のブレークに成功し、2時間7分で大会初のベスト16進出を決めた。
試合後、錦織は自身の公式ブログで「今日の勝利は嬉しい。」と、コメントしている。
今年のウィンブルドンで錦織は、セッピにセットカウント2-1からの逆転負けを喫した。また、今回の対戦で錦織は、セッピとの対戦成績を2勝1敗とした。
今大会1回戦で、錦織は予選から勝ち上がった世界ランク256位の
P・ポランスキー(カナダ)との対戦でも第1セットを落とす苦戦を強いられていた。
3回戦で錦織は、第7シードの
R・ガスケ(フランス)と
M・クリザン(スロバキア)の勝者と対戦する。
錦織とガスケが対戦する場合は今回が3度目となり、過去ガスケが2勝0敗と勝ち越している。また、錦織とクリザンが対戦する場合は、今回が初となる。
もし、錦織が3回戦を突破した場合、準々決勝で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する可能性がある。世界ランク1位のジョコビッチは、大会3連覇と4度目の優勝を狙っている。
今大会の結果次第では、錦織の世界トップ10入りが見えてくる。トップ10入りについて、錦織は「昨年の今の時期にあまりポイントを稼いでいないから、少しでも良い結果を出して、ポイントを稼ぎたい。」と、意気込みを語っている。
【錦織圭 ロジャーズ・カップ男子戦歴】
<2012年>
・1回戦 BYE
・2回戦 敗退
S・クエリー(アメリカ) 2-6, 3-6
<2007年>
・予選1回戦 敗退
T・ガバシュビリ(ロシア) 4-6, 2-6
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