- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

フェデラー「大きなラケットにトライ」、90から98平方インチへ

男子テニスツアーのベット・アット・ホーム・オープン(ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー)に第1シードで出場しているR・フェデラー(スイス)は、今大会からこれまで使用していたラケットとは違う大きさの新しいラケットで出場している事を明かした。

31歳のフェデラーは、プロ転向してから現在までウィルソンとラケット契約を交わしており、使用を続けてきた。今回の変更で注目を集めているのは、ラケットヘッドの大きさを変えた事。フェデラーは10年以上同じ面の大きさのラケットを使用していたが、これまでより大きなラケットを使用して今大会への臨んでいる。

「今までより大きなラケットにトライしているんだ。問題は、新しいラケットでテストする十分な時間を持つ事が出来ていない事。これまでも契約しているウィルソンとは話し合いをしてきたんだ。他にどんなラケットがあるかとか、他に試打出来るラケットはあるかなど。使ってみて、やっぱり他のラケットに変える事だってあるさ。」

そう語るフェデラーは、これまでは10年以上に渡りラケットフェイスが90平方インチのものを使っていたが、今回は98平方インチへと大きいものを試している。90平方インチのラケットはプロの中でも比較的小さいラケットだと考えられている。フェデラーはこれまでもウィルソンのラケットの中から色々なものを試してきたが、ラケットの大きさを変えるのはこれが初となる。

ウィンブルドンで悲願の地元優勝を果たしたA・マレー(英国)も98平方インチの大きさのラケット、世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)や怪我から復帰して好調なシーズンを送っているR・ナダル(スペイン)などは100平方インチのラケットを使用している。

フェデラーは「ウィルソンとは常にコンタクトを取っているんだ。新しく開発した技術だったりね。だって“自分の使っているものが最高で、他の何より優れているから、これ以上のものはない”何ていう信念など持っていないからね。」と、自身の考えを語った。

「新しいラケットにチャレンジする事もよくしてきた。1つの大会を通して使い続けたりね。昨年はシーズンオフに南アフリカで行ったエキシビションでもそうだった。あの時は、同じラケットに違うストリングを張って、どんな感触になるかを試していたんだ。そんな感じで、これまでも常に新しい物を試して来たのさ。」

特に、今回注目を集めている理由の1つに、シーズン真っただ中で大きな変化のあるラケットを試している事もあげられる。

フェデラーは今大会が今季10大会目の出場になる。今年の成績は、全豪オープンでベスト4、2度のツアー準優勝と1度の優勝。しかしウィンブルドンでは、これまでグランドスラムでのベスト8以上の成績を収め続けた記録も36で止められてしまった。フェデラーは2回戦で当時世界ランク116位のS・スタコフスキ(ウクライナ)に敗れる波乱に見舞われていた。結果、大会後に発表になった世界ランクでは、10年ぶりとなる5位へと後退している。

2回戦で敗退直後にフェデラーは、シーズン半ばで特別な変更をするつもりはないと語っていた。

「シーズンが終わった時に、振り返って評価するんだ。シーズン途中で変更するなら、それなりの理由が必要だね。」

しかし、そのコメントから1週間後、シーズン開始前に予定していたツアースケジュールにはなかったクレー大会への出場を発表した。それが今大会と、来週祖国スイスのグシュタードで開催されるクレディ・アグリコル・スイス・オープンだった。その変更に加えて、ラケットの大きな変化へのチャレンジが更に注目を集める事となった。

テニス人生を通じて、ずっと85平方インチの小さいラケットにこだわり続けた元世界ランク1位のP・サンプラス(アメリカ)でさえ、新しいラケットに対してもっと柔軟な考えでいるべきだったと2010年のインタビューで語っていた。

「新しく開発された技術に、もっと挑戦するべきだった。特に、苦手としていたクレーでは、そうしてもよかったかもしれない。でも、当時は精神的な部分で自分のラケットが唯一自分にしっくりきているんだって信じていたし、他のラケットに対しては全くといってよいくらい心を開いていなかったんだ。」と、サンプラスは当時の自分を振り返った。

続けて「その渦中にいる時に、自分自身を信じている事もとても大切な事。でも、振り返ると、もっとオープンな気持ちでいても良かったかもしれないと感じている。あの時に、先輩の選手達に新しいものにもチャレンジするようなアドバイスをもらっていたけど、自分はそれには全く反対だったんだ。」と、強い信念を持っていた事も明かしている。

サンプラスは引退してから数年後に自分自身の柔軟性の無さを感じていたようだが、新しいものに対してオープンな気持ちでいる事を語るフェデラーが、キャリア終盤へきて大きな変化へ挑戦している。

現地17日に行われた初戦となる2回戦で、フェデラーはD・ブランズ(ドイツ)を3-6, 6-3, 6-2の逆転で下した。第1セットは新しいラケットから苦戦を強いられたのかもしれないが、第2セット以降は終始試合の主導権を握るプレーで勝利をあげた。

「今日のようなタフな試合を勝ち切る事は今の自分には必要なんだ。明らかに、今日のように第1セットを落としてから勝ち抜く試合は大切さ。だって、勝つためには第2セット以降、大切なポイントでミスを犯す事は許されないからね。」

「そしてしっかりそれが出来たと同時に、試合が進むにつれてプレーも良くなっていったんだ。その事実は、次の試合へ向けて大きな励みになるよ。」

フェデラーは3回戦で、第15シードのE・ガルビス(ラトビア)を6-4, 2-6, 6-4で下した予選勝者のJ・ハイェク(チェコ共和国)とベスト8進出をかけて対戦する。


■フェデラー関連商品■

《ウイルソン PRO STAFF(プロスタッフ)SIX.ONE 90》


■関連記事■

《フェデラー、全英後は1セット落とす苦戦<ベット・アット・ホーム・オープン>》

《大番狂わせ、ナダルに続きフェデラーも<ウィンブルドン>》

《7度優勝フェデラーにまさかの波乱「こんな結果は望んでいない」<ウィンブルドン>》

《フェデラーから金星飾ったスタコフスキ「人生で最高のプレー」<ウィンブルドン>》

《フェデラーに打ち勝った力は何処へ、番狂わせ起こした世界116位姿消す<ウィンブルドン>》

《フェデラー、10年ぶりにトップ4から転落<世界ランキング>》


■関連動画■

《フェデラーが語った、ウィンブルドンで学んだこと!ATP男子ツアーマガジンVol.177》

《フェデラーが芝のコートで躍動!ATP男子ツアーマガジンVol.176》

(翻訳・記事/弓削忠則)
(2013年7月18日11時13分)

Facebookでニュースコメントを投稿

>> テニス365公式Facebookページ
その他のニュース

3月31日

錦織圭 クレーコートで練習 (17時06分)

大坂なおみ 16強で世界56位に浮上 (16時09分)

錦織圭 日本勢トップ維持 (14時55分)

準Vジョコ「君の方が上」 (13時28分)

「人生最大の日」19歳 ツアー初V (13時10分)

19歳メンシク、ジョコ破りV (12時17分)

ジョコ 19歳にストレート負けで準V (11時53分)

【1ポイント速報】ジョコビッチvsメンシク (9時38分)

加藤未唯ペア、マイアミOP準優勝 (9時16分)

柴原瑛菜ペア 逆転負けで準V (7時35分)

錦織圭 初戦は世界141位 (6時21分)

3月30日

岡村恭香と穂積絵莉が本戦王手 (22時21分)

チリッチ完全復活か 快勝でV (21時24分)

熊坂拓哉 チョンに敗れ2週連続準V  (20時17分)

柴原瑛菜/ジョイント組 決勝進出 (16時07分)

「もう決勝で負けたくなかった」 (12時07分)

18年ぶりチャレンジャー大会決勝進出 (11時08分)

トゥロターと中川直樹は予選敗退 (10時03分)

連続Vで史上6組目の偉業達成 (9時07分)

世界1位 圧巻の強さで初優勝 (7時57分)

【動画】19歳メンシクがジョコビッチ撃破でV、優勝の瞬間 (0時00分)

3月29日

ワウリンカ 40歳誕生日 白星逃す (20時07分)

チリッチ 元トップ10対決制し4強 (18時30分)

国枝慎吾 2連覇&2冠「キツすぎた」 (17時04分)

世界12位 ロシアから豪代表に変更 (15時43分)

【平均40歳以上】男女混合団体戦が開催 (13時49分)

【平日開催】男子シングルス大会 (13時40分)

19歳 決勝でジョコと18歳差対決へ (12時02分)

41歳 国枝慎吾 2連覇&単複2冠 (10時42分)

錦織圭 4年ぶりシードでツアー出場 (9時30分)

ジョコ 100度目V王手「全力尽くす」 (8時28分)

加藤未唯組が金星、決勝進出 (7時21分)

【動画】錦織圭 クレーコートで練習!軽快にストローク放つ (0時00分)

3月28日

楠原悠介/中川舜祐ペア 激闘制しV (21時03分)

19歳の快進撃止め初の決勝へ (19時01分)

36歳チリッチ 第1シード撃破し8強 (17時50分)

国枝慎吾 大会2連覇に王手 (16時08分)

焼き芋貰える!女子ダブルス大会開催 (15時07分)

【経験値アップ】男子ダブルス大会開催 (15時06分)

「大正製薬リポビタン第47回全国選抜高校テニス大会」出場校監督向け熱中症対策セミナーを開催 (13時56分)

激闘制し4強「イライラしないように」 (12時11分)

ワウリンカ 40歳前日に白星で8強 (11時08分)

19歳 初の4強「信じられない」 (9時26分)

女王 完勝で初の決勝進出 (8時38分)

ジョコ フェデラー抜く最年長4強 (7時34分)

【1ポイント速報】ジョコビッチvsコルダ (5時33分)

【動画】女王サバレンカ 圧巻の強さで初V!優勝の瞬間! (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!