テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は日本時間31日(現地30日)、男子シングルス3回戦が行われ、第2シードの
C・アルカラス(スペイン)が世界ランク69位の
D・ジュムホール(ボスニア)を6-1, 6-3, 4-6, 6-4の激闘の末に破り、4年連続4度目のベスト16進出を果たした。試合後、アルカラスは「かなり苦しい試合だった」と語った。
>>シナー、アルカラスら 全仏OP組合せ<<>>サバレンカ、シフィオンテクら 全仏OP組合せ<<22歳で世界ランク2位のアルカラスが同大会に出場するのは5年連続5度目。昨年は決勝で
A・ズベレフ(ドイツ)を下し初優勝を飾った。2連覇を狙う今大会は1回戦で予選勝者で同310位のG・ゼッピエリ(イタリア)、2回戦で同56位の
F・マロジャン(ハンガリー)を6-1, 4-6, 6-1, 6-2で下し、5年連続5度目の3回戦進出を果たした。
一方、33歳のジュムホールは2回戦で第31シードの
G・ペリカー(フランス)を7-6 (7-4), 6-3, 4-6, 6-4で下しての勝ち上がり。
両者はツアーレベルではこれが初の顔合わせとなった。
この試合、アルカラスは11本のウィナーを決め、アンフォーストエラーをわずか2本に抑える安定したプレーで2度のブレークに成功し先行。続く第2セットでもアルカラスは安定してキープを重ね、リターンゲームではファーストサービスの確率が55パーセントに留まったジュムホールから2度のブレークを奪いセットカウント2-0と勝利に王手をかける。
しかし第3セット、アルカラスは3本のダブルフォルト、20本のアンフォーストエラーを犯すなどして第7ゲームでブレークを許す。リターンゲームでは6度あったブレークポイントを活かすことができずにこのセットを取り返される。
第4セットに入ってもアルカラスはミスが目立ち、第1ゲームでいきなりブレークを許す。ロングラリーに持ち込みたくないアルカラスは自身から積極的に仕掛けるも、ジュムホールの粘り強いプレーに苦戦。フラストレーションからボールを蹴り上げたアルカラスに対し、一部の観客からブーイングが上がる場面もあった。それでも第6ゲームで1度のチャンスを活かしてブレークバックに成功し流れを取り戻したアルカラスは、第8ゲームでもブレークを奪いサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。ジュムホールのコードボールなどもあり再びブレークを許したアルカラスだったが、直後のリターンゲームでは2本のウィナーを決めるなど最後まで攻めの姿勢を崩さずポイントを重ね、3時間14分の激闘を制した。
試合後のオンコートインタビューでアルカラスは「苦しい試合だった」と語った。
「正直に言うと、今日はあまり楽しめなかった。かなり苦しい試合だったけど、彼(ジュムホール)といい試合ができて本当に嬉しいよ。僕たち2人とも素晴らしいテニスをしたと思うし、観客の皆さんにも僕たちの試合を楽しんでもらえたんじゃないかと思っている。そこに感謝しているんだ」
勝利したアルカラスは4回戦で第13シードの
B・シェルトン(アメリカ)と対戦する。シェルトンは3回戦で予選勝者で世界ランク167位のM・ジガンテ(イタリア)を下しての勝ち上がり。
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